本書はICTという手段を用いて、身近な課題解決から未来への道筋の開拓に至るまで、さまざまな変革に挑む事例を紹介する。

人出不足対策、業務効率化、伝統技術の継承などについての取り組みを紹介。ICT、IoTを導入して効果を上げた個人事業、企業、自治体などの実例を取り上げており、地方創生／地域活性化に向けたヒントやアイデアを探すのに適した一冊だ。

全12章構成。第1章「登り窯の技術を伝える！」では、IoTで映像／データを蓄積し地域文化資源の保全に活用する増穂登り窯（山梨県）、第2章｢『一杯で旨い酒』を造る！」では杜氏が蔵を離れる時もIoTでもろみの品質を管理する寒梅酒造（宮城県）の事例を紹介する。

また、第3章「在宅診療の時間を増やす！」では、音声テキスト化とRPAの活用により、医療事務における文書作成を効率化した神奈川県の渋谷在宅クリニック、第4章「お客さまを待たせない！」では、店舗や施設の空きが一目で分かるIoTを導入した大丸札幌店（北海道）の取り組みを紹介する。

A5判244ページ、価格は1600円（税抜）だ。