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名刺交換してそのままデータ化できる——位置情報も記録できる「スマート名刺ケース」

名刺交換した瞬間にその情報をスマートフォンに転送できる「スマート名刺ケース」が、CAMPFIREでプロジェクトを開始した。

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スマート名刺ケースのプロジェクトオーナーは、分身ロボット「OriHime」などの福祉機器を開発するオリィ研究所だ。オリィ研究所代表の吉藤氏が、共に活動する重度障害を持つ友人や分身ロボットを使って働いている友人の代わりに名刺を受け取り、さらにデータ化していた作業を効率化したい、という発想から生まれたプロダクトだ。

同名刺ケースはケース内部にカメラを搭載し、側面のボタンを押すことで名刺の画像データがスマートフォンに転送される仕組みだ。同時に日時とGPS情報も記録するために、名刺を交換した日時と場所を後から確認できる。相手の名前を忘れても、日時や場所から名刺データを検索して確認することもできる。

名刺の文字情報は、OCRによって自動でテキスト化し、アプリから直接電話を掛けたりスマートフォンの連絡先へも名刺情報を登録できる。また、他の名刺管理アプリへデータをエクスポートすることもできる。

今回のクラウドファンディングでは、プロトタイプ量産の第一弾となるベータ版の開発が対象となる。テスト量産しながらアイデアを深め、同時に共同作製者も募集する。なお、プロトタイプのため、デザインは多少変更の可能性がある。また、今回はiOSのみに対応し、Androidは今後対応する予定だ。

支援およびリターンは、先着50名2万9800円(オリィの名刺ケース(仮)ver.β1+吉藤オリィ記念名刺)、次着50名3万1300円(同)。白バージョンと黒バージョンが用意されている。

目標金額300万円のところ、2019年12月18日時点で約170万円の支援を集めている。

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