ジャパン・メディカル・カンパニー、3Dプリント製フェイスシールドの無償提供を拡大
2020/05/07 16:30
ジャパン・メディカル・カンパニーは、新型コロナウイルスの感染拡大による医療器具不足の解消に向け、3Dプリンターを利用したフェイスシールドの無償提供を拡大するため、READYFORでプロジェクトを開始した。
同社はこれまで、東京慈恵会医科大学の大木隆生教授、文具メーカーのコクヨと共同で、3Dプリント技術を活用したフェイスシールドを制作し医療機関への無償提供を開始している。
当初の提供予定数500個に対して、2020年4月28日時点で1200を超える医療機関から合計1万個を超える提供リクエストが集まっている。量産スケジュールは現時点で1300個が製造済みで、4月下旬に2000個、5月に月6000個(週1500個)を製造予定だ。
追加提供分を含めた約1万個のフェイスシールドをいち早く製作/提供するため、同社は同年4月29日から、READYFORにて量産体制を強化するためのクラウドファンディングを開始した。支援金は、より多くの医療現場にフェイスシールドを無償提供するための材料費、迅速に医療現場へ製品を届けるための仕上げ/梱包/配送費などに活用予定だ。
READYFORでのクラウドファンディングは6月30日まで実施予定で、目標金額500万円に対し、5月7日時点で470万円以上を集めている。