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3Dプリンターを使用したドアノブなどの感染対策品、一般向けの提供を開始

3D Printing Corporationは、医療関係者やエッセンシャルワーカー向けに3Dプリンターを使用し作製していた感染対策品を、一般の人でも利用できるように「新型コロナウイルス対策サポート」として正式にリリースした。

同社は2019年9月、3Dプリンターを用いた生産施設を横浜に開設。この横浜工場の設備を活かし、新型コロナウイルス感染防止対策として、フェイスシールド、ドアノブツール、ハンドツールを、3Dプリンターを用いて製作していた。

これまでは医療提供者、医療品の製造業者、エッセンシャルワーカー向けの提供だったが、このたび「新型コロナウイルス対策サポート」として正式にリリースされ、誰でも利用可能となった。

これらの提供製品は3Dプリント専用の設計(DFAM)により、軽量な部品を迅速に製造できるよう改良を重ねており、1日最大1000個を生産できる。製品だけでなく、3Dプリント用データでの提供も可能だ。

つばなどの飛沫を防止するフェイスシールドは、フレームパーツを3Dプリントし、その他の部品は身近にあるものを使えるように設計。クリアファイルなどの透明シートをダブルクリップで本品に取り付け、後頭部のフック部に輪ゴムを掛けて使用する。

ドアノブツールは公共スペースなどのドアに設置することで、直接手で触れることなく、腕でドアを開閉できる。

ハンドツールを利用することで、電車やバスのつり革、エレベーターのボタンなど、不特定多数の人が触れる物への直接の接触を避けられる。素材に炭素繊維強化プラスチックを使用しており、吊り下げ時の耐荷重は40kgだ。

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