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アストロスケール、デブリ除去技術実証衛星「ELSA-d」で模擬デブリの再捕獲に成功

アストロスケールホールディングスは2021年8月25日(日本時間)深夜に実施したデブリ除去技術実証衛星「ELSA-d」の実証において、模擬デブリの捕獲実証に成功したと発表した。

デブリ除去を含む軌道上サービスを提供する上での大きな課題は、対象となる物体の捕獲だ。今回の実証結果により、捕獲対象物体として運用を終了するなど機能停止した衛星を、捕獲機(サービサー)が磁石を活用した捕獲機構を用いて捕獲できることが証明された。

捕獲機と捕獲対象(クライアント)は、打ち上げ/コミッショニング時にはロケット打ち上げ時の環境に耐えるため、専用機構により固定されていた。実証開始に伴い、当該固定機構を解除。捕獲機構のみでクライアントと結合している状態とし、サービサー/クライアントが繰り返し実施する捕獲/リリースの準備が整ったことを確認した。

続いて、クライアントが初めてサービサーから切り離され、その後、捕獲を実証。ELSA-dの衛星/地上システム/運用チームは、この実証フェーズを通じてさまざまなランデブーセンサーの動作確認、地上システムの動作、運用手順の有効性を確認した。

現在は次のフェーズとして、サービサーの自律制御機能を用いた「非回転状態のクライアントの捕獲」に向けた準備を進めている。このフェーズでは、クライアントを分離した後、搭載ソフトウェアによる高度自律航行機能を使用し、誘導/接近/捕獲を実証する。

この実証は今後数カ月で実施完了予定で、その後は「回転状態のクライアント捕獲」、そして最終的には、意図的にサービサーがクライアントを見失った状況からの探索、接近、捕獲という「クライアントの診断・探索」フェーズの実証へと進む予定だ。

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