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自分だけの専用エレベーター体験——M5Stackで「エレベータ操作パネル」を自作

「家族のためのモノづくり」を掲げるエンジニアが、長期間外出できないエレベーター好きの子どもたちのために、専用「M5ポータブル エレベータ操作パネル」を制作。Twitterなどで紹介している。

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制作したのは、脳性まひの息子さんがいるエンジニアのおぎ-モトキさん。本業はロボティクス機器の研究開発業務だが、プライベートで電子工作やリハビリ機器の制作なども手掛けている。今回「長期入院でベッドから離れられない我が子に、大好きなエレベーターボタンを押させてあげたい」という親御さんの相談を受け、本物のエレベーター操作パネルをM5stackで改造した、「その子専用エレベーター操作パネル」を作製した。

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操作パネルは、本物のパネルをオークションサイトで入手。スイッチ類は本物の操作感をそのまま残し、表示部や音声部をM5Stackで置き換えた。M5Stackでは、全体制御、フロア表示、行先フロア選択を行っている。

おぎ-モトキさんいわく「エレベーターという、ニッチながらもその子にとって何にも替えれない一番好きなもの。市販品がなければ作るしかない!」という思いから作製に踏み切ったという。また、「誰かのために作る、その人だけのカスタマイズものづくり」が楽しいという。

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