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大型造形や多種材料に対応したFFF3Dプリンター「Creatbot」を販売、システムクリエイト

(左から)「CreatBot F1000」本体と、PLAフィラメント「Melovy PLA Premium」

システムクリエイトは2021年9月29日、大型造形や多種材料に対応した熱融解積層(FFF)方式3Dプリンター「Creatbot」シリーズの販売とサポートを開始した。

CreatBotシリーズは、造形エリアの大きさや仕様が異なる「D600」「D600 Pro」「F1000」「F430」の4機種を備える。F1000は4機種中最大の造形エリアで、1000×1000×1000mmである。

同シリーズの特徴の1つが、オートレベリング機能だ。大型モデルを作成する上で重要なことが1層目の造形だが、同機能によりテーブルの傾きやゆがみを自動で補正するため、1層目をしっかりとテーブルに定着できる。

また、チャンバー内を最大60~70℃まであたためられるヒーターと、100℃以上の加熱が可能なヒートベッドを採用し、庫内とベッドの温度を調整することで熱収縮を抑制している。庫内は完全密閉されており、内部の暖気を閉じ込めるため、温度変化が少なくなり安定した造形が可能だ。

回転数や回転位置を検出して制御できるエンコーダ付きのステッピングモーターと、その案内として滑らかに摺動するリニアガイドレールを搭載。これらを組み合わせることで、ヘッドの移動がより正確かつスムーズになり、高い位置決め精度に加え、細かい動きも忠実に再現できる。

最大温度で260℃および420℃の2種のノズルを採用しており、使用する材料に応じて使い分け可能だ。ABSやPLAのほか、カーボンファイバーやガラスファイバーが含まれた材料なども使用できる。

また、同時に、大型プリントに適したPLAフィラメント「Melovy PLA Premium」の販売を開始した。1kg当たりの価格は2376円だ(税込)。

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