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遠隔操作と自律航行が可能な国産水上ドローン「Marine Drone」

炎重工の純国産水上ドローン「Marine Drone」が、「CEATEC AWARD 2021」において「スタートアップ&ユニバーシティ部門 準グランプリ」を受賞した。

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Marine Droneは、水上設備の警備や水産業、設備メンテナンスなどさまざまな水上作業を自動化することができる船舶型の水上ドローンだ。組み込みOSや制御基板、モータードライバーなどを自社開発した純国産の製品となる。位置情報に基づく自動運転や、搭載した作業用途別の機器の無人操作や遠隔制御などの機能を持つ。

今回受賞したCEATEC AWARD 2021は、学術的、技術的観点、市場性や将来性などの視点から、イノベーション性が高く優れていると評価できるものを審査、選考し、表彰するものだ。スタートアップ&ユニバーシティ部門は、IoTおよび関連する技術や製品など開発するスタートアップ企業や研究機関に対して、具体的実現性や社会への貢献、技術性の高さ、市場性などの観点から評価して贈られる。

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受賞理由として挙げられているのは、「汎用性の高さ」と「遠隔操作に加えて自律航行が可能」な点だ。高齢化が課題の水上作業や密漁対策などに適用することで、人的、金銭的コストを削減でき、航行データを活用することで新たな密漁対策にもつながる可能性があるという。また、純国産へのこだわりも評価された。

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