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最大造形スピード毎秒150mm——デルタ型3Dプリンター「3D STORM」

造形エリアが大きいデルタ型FFF方式3Dプリンター「3D STORM」がMakuakeに登場した。

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3D STORMは、高速印刷中でも安定した精度を保つため、機体が揺れてモデルが崩れないように構造部品に独自のアルミ合金素材を使用して機体を安定させ、2本のレールが1本のアームを支えるリニアガイド構造を採用している。

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優れた熱伝導率と目詰まりしにくく耐久性のあるノズルを採用。高い放熱効果が期待できるデュアルターボファンをノズルに接続しているため、印刷されたフィラメントを素早く硬化させ印刷精度を安定させている。

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印刷されたモデルの反りを防止するために、シリコーンガラスでホットベッドをコーティングして均一に加熱している。また、停電対策としての印刷再開機能や、フィラメント検出器による補充機能も備える。付属のフィラメントは、太さが均一(±0.02mm以内)のPLA樹脂が100%のものだ。

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オートレベリング機能を搭載しており、プリンターのノズル付属のレベリングスイッチを接続してタッチパネルのボタンを押すだけで、自動で調整できる。印刷する場合もSDカードに印刷用gcodeデータを入れてプリンター本体にセットすれば、タッチパネルからの操作だけで印刷することが可能だ。

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造形方式はFFF方式で、本体サイズ434×388×810mm、重量13.5kg。印刷可能サイズはφ260×330mm、印刷精度は0.05~0.3mm。本体部分が完成した状態で発送される。

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3D STORM は2021年12月30日までMakuakeでクラウドファンディングを実施する。目標金額は100万円で、11月2日の時点で88万円以上を集めている。一般販売予定価格は11万8000円(税込)だが、34%オフとなるプランなども用意した。商品の発送は2022年3月末までの予定だ。

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