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GITAIが月面作業用ロボットローバーR1を開発、JAXA模擬月面環境での実証に成功

GITAIは2021年12月に、JAXA相模原の模擬月面環境でGITAI月面作業用ロボットローバーR1による複数の作業/走行試験を実施。予定していた全ての試験に成功し、実証動画を公開した。

この地上実証では、最新型の作業用ロボットローバーR1による以下4点の試験を実施した。

走行/移動/障害物走破試験では模擬月面上を移動し、数十cmサイズの岩を乗り越えられることを確認。また、全方向に向きを変えられる特殊な脚を備えることで、全方向への移動/障害物走破性能があることを確認した。

ソーラーパネル組み立て試験では、月面の基地開発において重要となる、複雑な構造物(ソーラーパネル/通信アンテナなど)の組み立て作業を実施。コンテナからソーラーパネルの部品を取り出し目的地へ移動、模擬月面上でソーラーパネルを組み立てる一連の作業に成功した。

月面資源採取試験では、荷物コンテナから資源採取用のツールを取り出して模擬月面上で砂を採取/格納し、ツールを再び荷物コンテナに格納する作業を実施した。

斜面(砂丘)走破試験では傾斜15度~20度の砂丘を登頂可能なことを確認した。

同社はR1について、2020年代半ばの月面実証を目指している。

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