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デュアルディスプレイ搭載で計測値の一覧表示も可能——プロ仕様デジタルコンベックス「T1 Tomahawk」

デュアルディスプレイやグリーンレーザーを備えたデジタルコンベックス「T1 Tomahawk」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

T1 Tomahawkは、一般的な寸法測定だけでなく、インクリメンタル測定、中心測定、内寸測定が早く正確にできるプロ仕様のデジタルコンベックスだ。リアルタイムで計測値を表示する有機ELディスプレイを見ながら、計測ポイントでボタンをクリックすると、測定結果を側面の電子ペーパーディスプレイに一覧表示する。

T1 Tomahawk
T1 Tomahawk

ディスプレイで表示する計測単位はインチ、フィート、mm、cm、メートルに対応。テープ部分も交換可能で、表示目盛りはインチ単位、mm単位、インチ/mm単位併記の3種類がある。

内蔵のレーザーマーカーはコンベックスに対して垂直に左右両方向へ約90mmずつ投影可能で、本体の前後基準面と組み合わせて使うことで正確な測定ができる。ペンホルダーも備えているので、その場ですぐにマーキングできる。

T1 Tomahawk

ステンレススチール製のクリップが付いているので、ベルトやツールバッグに引っ掛けやすい。本体はガラス繊維強化ナイロンやウレタンを使用した衝撃吸収設計で、高さ1メートルの場所から落としても壊れない。

2022年後半リリース予定のiOS/Android対応アプリ「REEKON ROCK」とBluetooth接続すると、測定データをアプリと同期してカットリストなどを作成でき、現場ごとにグループ化したり、同じ現場のチームメンバーと共有したりできる。

T1 Tomahawk
T1 Tomahawk

T1 Tomahawkの大きさは57×171×98mm、重さは767g。テープ長は7.6メートルで、精度は0.5mmだ。デュアルセンサーを内蔵し、自己校正機能と先進的な学習アルゴリズムを搭載しているので精度を維持し、計測エラーに強い。充電バッテリーパックは取り外し可能で、USB-Cポート経由の充電1回で数日は稼働できる。

T1 Tomahawkのキャンペーン価格は199ドル(約2万4000円)。出荷は2022年12月の予定で、日本への送料は出荷前に確定する。

T1 Tomahawkは、2022年5月21日までクラウドファンディングを実施中。2022年4月5日時点で、1万ドル(約123万円)の目標額をはるかに上回る約190万ドル(約2億3000万円)を集めている。

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