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LEGO、教育用プログラミングロボットシリーズ「マインドストーム」を2022年年内で販売終了

LEGOは、1998年9月から販売してきた教育用プログラミングロボットシリーズ「マインドストーム」を2022年末で販売終了することを発表した。

マインドストームは、ブロックにモーターやセンサー、マイコンを組み合わせ、プログラミングすることでさまざまなロボットを組み立てられるロボティクス教育ツールだ。同社は、大きなブランド力を持つようになったマインドストームシリーズの終了理由を「人員と専門知識を別の事業分野に再配置し、リソースと将来計画を集中させるため」としている。

公式声明はLEGO Ambassador Networkを通じて伝えられた模様で、Brickset.comやBrickfanatics.comなど複数のLEGOファンサイトでその内容が公表されている。この発表をもって公式の終了アナウンスとなるようだ。

2020年発売の「マインドストーム ロボットキット 51515」(以下、ロボットキット)と、周辺パーツの「パワーアップファンクション テクニック ハブ L 88016」と「パワーアップファンクション テクニック アンギュラーモーター M 88018」は、2022年末で製品ラインアップから除外されるが、「Robot Inventor」アプリは今のところ2024年末まで存続予定だ。

シリーズの中でも、2013年発売の「マインドストーム EV3 31313」(以下、EV3)は、大人のロボットファンや最高級のレゴセットを求めるユーザーたちの間で当時話題となった。日本でも2014年に愛知県岡崎市と滋賀県守山市でワークショップが開催されたほか、マインドストームのキットで製作した走行体で競う「ETロボコン2014」が開催されるなど、小学生から大人のエンジニアまで幅広い層に支持されてきた。

しかし、後継モデルのロボットキットは、組み立てやプログラミングがしやすくなり起動時間が短縮された反面、ハブのメモリーや処理能力が最小限でmicro USBポートはデバイスとの接続以外では使えず、専用アプリはLinux OS非対応など、EV3と比較するとダウングレードしていると一部ユーザーが感じる部分も見受けられた。

ロボットキットのハブ、モーター、センサーは、STEAM学習セット「レゴ エデュケーション SPIKEプライムセット 45678」と共通しているので、引き続き「SPIKE」アプリで使用できる。ロボットキットのハブのファームウェアは、ハブ同士の通信機能などSPIKEが対応していない機能をサポートしているが、今後SPIKEがこうした機能をサポートするかどうかについてはまだ発表されていない。

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