西和彦氏がM5Stack上で動作するMSX2のオリジナル公式エミュレーター「MSX 0 stack」を発表
2022/11/21 11:55
西和彦氏は2022年11月17日、M5stack上で動作するMSX2のオリジナル公式エミュレーターをTwitterで発表した。
西和彦氏は日本の代表的なITエンジニアとして知られており、1976年には雑誌『I/O』を創刊、1977年にアスキー出版(後のアスキー)を設立。米マイクロソフトの極東担当副社長、取締役新技術担当副社長を務め、MS-DOSやIBM PCのデザインにも携わっている。MSXは1983年に初規格「MSX 1」が発表され、アスキーの副社長を務めていた西氏が開発に関わった。
今回公開されたエミューレータは「MSX 0 stack」と名付けられており、ツイートではMSX-BASIC上でプログラムが動作している様子が公開されている。今後はGrove I/Oを制御可能な「MSX 0 IOT BASIC」の実装を予定しているという。
ご報告があります
— 西 和彦 Kazuhiko Nishi (@nishikazuhiko) November 17, 2022
M5stuckでMSX2が動きました
オリジナル公式エミュです
名前は
MSX 0 stack
これからGrove I/OをコントロールするMSX 0 IOT BASICの実装をする予定です
これからいろいろなほかのIOTプラットフォームにもMSX 0 を展開してゆきますので、MSX3だけでなくMSX 0もご期待ください pic.twitter.com/BNnBZ1A272
RTCについては内部機器ではなくWi-Fiを経由して取得し、date$/time$関数を利用し接続している。公開されたツイートでは、取得した日時の値でアナログ時計が動作している。
MSX 0 stack その2
— 西 和彦 Kazuhiko Nishi (@nishikazuhiko) November 17, 2022
BASICでクロックを動かしてみました
リアルタイムクロックをWIFIで外に取りに行って、date$ time$に放り込んでつないで動かしています
grove センサー300種類以上あるので、こんな感じでいろんなセンサーつないで簡単にプログラミングすればIOTがめちゃ楽しくなると思います pic.twitter.com/ewutURtaPC
また、M5Stackだけではなく、SeeedのWio terminalで動作する「MSX 0 Wio」も公開されている。
Seeed のWio terminal でも動きました
— 西 和彦 Kazuhiko Nishi (@nishikazuhiko) November 17, 2022
MSX 0 Wio
です
アダプターつければGroveのコネクター
最大で8つになるので、これは嬉しいです
ついでにKonamiのペンギンも動いています
わーい
わーい pic.twitter.com/wfQ6SBbryB
MSX 0 BASICの拡張機能はUSB3経由の周辺機器(キーボード、メモリー、フロッピーディスクドライブ)のサポートに加え、Groveやクラウドにも対応予定だ。 評価版のリリースは12月末で、製品版は有料を予定している。
MSX0のBASICの拡張は3つあります
— 西 和彦 Kazuhiko Nishi (@nishikazuhiko) November 20, 2022
1 usb3経由のKbやメモリーやFDD のサポート
2 grove のアナログ デジタル I2Cアクセス
3 クラウドに対するアクセス
評価版はndaでタダ 12月末
INFORUMメンバーはnda既にあるので大丈夫です
製品版は有料です
BASICの次のDOS はベースに何を使うか検討中です