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SpinQのポータブル量子コンピューター「Gemini Mini」など3機種が発売

Gemini Mini

スイッチサイエンスは、SpinQが開発したポータブルNMR(核磁気共鳴)量子コンピューター「Gemini Mini」とその上位機種「Gemini」「Triangulum」の販売を2022年12月15日に開始した。

Gemini Miniは、タッチスクリーン搭載のポータブルNMR量子コンピューターだ。量子ビット数は2ビットと最小構成で、量子コンピューティング教育とデモンストレーションのための包括的なソリューションを提供する。

Wi-Fiを使用し、工事設計認証(技適)も取得済みだ。英語のテキストブックも付属し、量子コンピューティングに関する学習教材も提供される。その他、教育機関、中等教育、科学展示などの科学教育など、幅広い用途を見込んでいる。外形寸法は200×350×260mm、重量は14kg。タッチスクリーンを搭載しており、上部カバーを取り外して内部を確認することも可能だ。

スイッチサイエンスのウェブショップにて販売し、価格は118万8000円だ(価格は全て税込)。スイッチサイエンスでは、電気用品安全法に準拠したACアダプターとDCプラグ変換コネクター(2.1mm→2.5mm)を同梱して販売する。

Gemini Gemini

Geminiは2量子ビットのデスクトップNMR量子コンピューターだ。核磁気共鳴理論に基づいて核スピン現象を量子ビットキャリアとして使用し、RFパルスによって量子ビット状態を読み取り操作する。こちらは量子コンピューティング教育や科学研究向けとしている。価格は572万円だ。

Triangulum Triangulum

Triangulumは3量子ビットのデスクトップNMR量子コンピューターで、ハードウェアレベルでのパルスシーケンスのエンジニアリングをサポートする。機器の量子回路をカスタマイズでき、外部ポートからのプログラミングが可能だ。量子コンピューティング教育や単純な科学リサーチに適しているという。価格は792万円だ。

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