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さまざまなマイコンに対応しコマンドで操作可能——低消費電力SPIカメラ「Arducam Mega」

小型SPIカメラの「Arducam Mega」がKickstarterに登場し、キャンペーン開始後わずか30分で目標額調達に成功するほど注目を集めている。

Arducam MegaはSPI経由で通信するカメラで、ArduinoやRaspberry Pi Picoをはじめとする標準的なSPIインターフェースを持つマイコンに対応する。開発元は、以前fabcrossで紹介したRaspberry Pi用カメラモジュール「Arducam」「ToF Camera for Raspberry Pi」を開発したArducamだ。

Arducam Mega

写真撮影、露出やホワイトバランスの調整、プレビュー表示などを全てコマンドで実行でき、デジタル一眼レフカメラのボタンをクリックして使うような感覚で、カメラをAPI経由で操作できる。カメラの制御に必要なピンは6本だけで、レジスター設定やフレームバッファーのためのメモリーは不要。電圧は3.3Vと5Vの両方に対応している。

Arducam Mega

Arducam Megaは、3メガピクセルの固定焦点タイプと5メガピクセルのオートフォーカス(AF)タイプの2種類をラインアップ。サイズは33×33×17mmだ。センサー解像度は固定焦点タイプが2048×1536で、AFタイプが2592×1944。F値は固定焦点タイプが2.8、AFタイプが2.0だ。

Arducam Mega

ABS製の筐体内に収納されているので、どこにでも取り付けしやすい。さらに、マルチカメラアダプターを使用すると複数のArducam Megaを同時に制御できる。1つのMCUに4台以上のカメラを接続して同時撮影することも可能だ。MCUがスリープモードになっていると瞬時にカメラ電源を自動でオフにする機能も搭載しており、電力消費も低く抑えられる。

Arducam MegaのSDKは、HAL(ハードウェア抽象化レイヤー)を用いたアーキテクチャーを採用している。MITライセンスに準拠したオープンソースなので、SDKのソースコードを自分で作成したコードに統合することも可能だ。

Arducam Megaのキャンペーン価格は、固定焦点タイプが117香港ドル(約2000円)、AFタイプが164香港ドル(約2800円)。日本への送料は47香港ドル(約790円)で、出荷は2023年4月の予定だ。

Arducam Megaは2023年1月19日までクラウドファンディング中だ。目標額1万5604香港ドル(約26万円)に対し、2023年1月10日時点で約26万香港ドル(約440万円)を集めている。

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