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毎秒600mmの高速造形——Creality、FFF方式3Dプリンター「K1」シリーズなど新ラインアップ発表

Crealityは創業9周年の記念イベント「Reflect and Renew」にて、FFF方式3Dプリンター「K1」シリーズを含む新ラインアップを発表した。

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新たなフラッグシップとなるK1シリーズは、プリントヘッドの駆動にCoreXY方式を採用する「K1」と「K1 Max」の2モデルを展開。最高プリント速度600mm/s、最大造形サイズ300×300×300mmで、190gの軽量プリントヘッドが素早い動作を可能にする。Creality Labでのテストでは、20000mm/s2の加速度で600mm/sのトップスピードにわずか0.03秒で到達しており、3DBenchyを平均の12倍高速の13分で完成したという。

2コア1.2GHz CPUで動作するCreality OSを搭載し、高い処理能力がプリントの高速化をサポートする。「Creality Print」「Creality Cloud」によるリモート操作や、複数台の管理も可能。プリントの完了や問題が起きた際の通知機能や、ひずみセンサーやAI LiDARを使ったオートレベリング機能などを搭載し、生産性の向上や迅速かつ正確なセットアップを支援する。

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8K解像度の光造形3Dプリンター「HALOT-MAGE」シリーズは、「HALOT-MAGE」「HALOT-MAGE PRO」の2モデルを展開する。HALOT-MAGE PROの最高プリント速度は170mm/sで、他の同等機種より3~5倍の高速造形を可能にしながら、優れたプリント品質を維持する。ミニチュア模型やジュエリー、歯科、工芸向け用途に適している。

FFF方式3Dプリンター「Sermoon D3 Pro」は、2022年発売の同「Sermoon D3」が備える産業グレードの安定性を継承する。最高プリント速度は300mm/sで、LANを用いたプリントや20種類以上の素材に対応するのが特徴。デュアルエクストルーダーを搭載し、サポート材を使った多様な造形ができる。

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他にも、40Wのレーザー彫刻機「Creality Falcon2」や3Dスキャナー「CR-Scan Ferret」、アクセサリーなどをラインアップし、より多くの顧客に3Dプリンティングの新たな可能性を提供する。

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