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ジェスチャー認識や顔検出が可能——AI搭載2脚車輪ロボット「XGO-Rider」

デスクトップサイズのAI搭載2脚車輪ロボット「XGO-Rider」が、Kickstarterでのキャンペーン開始後わずか35分で目標額調達に成功し、注目を集めている。

XGO-Riderは、以前fabcrossで紹介したAI搭載4足歩行ロボット「XGO-Mini」「XGO-Mini 2」を開発したLuwu Intelligence Technologyによる新プロジェクトだ。

XGO-Rider

XGO-Riderは、コアモジュールにRaspberry Pi CM4を採用。500万画素カメラやフルカラー2インチIPSスクリーン(解像度320×240)、デュアルMEMSデジタルマイク、デュアルスピーカーポート、Micro HDMIポート、USB 2.0 Type-C充電ポートなどを備えている。ジェスチャーや顔、人間の骨格などの認識といったAI機能を備えるほか、ChatGPTを統合しており音声による対話も可能だ。

プログラムはオープンソースで、BlocklyやPythonに対応しているほか、開発者向けにROSパッケージも用意する。

脚部ホイールにはFOCブラシレスモーターを2個搭載しており、最大出力トルクは約0.196Nmに達する。また、関節部の柔軟な動作を実現するために、メタルギアやホローカップモーター、ベアリングなどを備えたシリアルバスサーボモーターを搭載している。

XGO-Rider and micro:bit XGO-Rider

XGO-RiderにはRaspberry Pi CM4の代わりにmicro:bitを搭載するバージョン「micro:bit XGO-Rider」も用意されている。カメラは非搭載で、2インチスクリーンの代わりに5×5LEDドットマトリックスを搭載。プログラミング環境はPython、MakeCode、MicroBlocksに対応している。いずれのバージョンも大きさは135×118×116(脚部最短時)~158(脚部最長時)mm、重量は600gだ。

早期割引価格はXGO-Riderが2729香港ドル(約5万4000円)、micro:bit XGO-Riderが2338香港ドル(約4万7000円)だ。日本への送料は235香港ドル(約4700円)で、出荷は2024年8月を予定している。

XGO-Riderは2024年6月23日までクラウドファンディング中だ。目標額8万香港ドル(約160万円)に対し、2024年5月31日時点で目標額を上回る約52万香港ドル(約1041万円)を集めている。

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