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RP2040またはESP32マイコンを搭載——6チャンネルリレーボード「NetRelay」シリーズ

6チャンネルリレーボード「NetRelay」シリーズがKickstarterに登場し、出資を募っている。

同シリーズのリレーボードは、Raspberry Piマイコン「RP2040」とイーサネットポートを搭載する「GatePi Ethernet」、RP2040に加えて4G通信モジュールと4Gアンテナを搭載する「GatePi 4G」、Wi-Fi/Bluetoothモジュール「ESP32 S3 WROOM-1」に4G通信モジュールと4Gアンテナを搭載する「GateFi 4G」の3種類だ。

いずれも6チャンネルのリレーとRS485端子を備え、産業用センサーやアクチュエーターの制御用にRS485通信をサポート。スマートホームオートメーションや産業用制御システムなど、さまざまな用途で使用できるよう設計されている。

NetRelay - GatePi Ethernet GatePi Ethernet
NetRelay - GatePi 4G GatePi 4G
NetRelay - GateFi 4G GateFi 4G

プログラミング言語はCircuitPython、MicroPython、Arduino、C/C++に対応。GatePi 4GとGateFi 4Gは、プログラミング用と4G通信制御用にそれぞれ1つずつ計2個のUSB Type-Cポートを備えている。

GatePi Ethernetは、TCP、UDP、IPv4、PPPoEなどさまざまな通信プロトコルに対応しており、ネットワーク制御システムや遠隔監視システムなどに適している。また、4G通信モジュールを搭載するGatePi 4Gは、IoTアプリケーションに高速かつ信頼性の高い通信環境を提供する。

NetRelay

さらに、ESP32 S3 WROOM-1を搭載するGateFi 4Gは、デュアルコアによる処理能力と高速4G通信を統合した環境を提供するほか、2.4GHz帯のWi-Fi通信やBluetooth 5(LE)にも対応する。1台のGateFiをサーバーとして、他のGateFi数台をクライアントとして設定すると、堅牢な相互ネットワークも構築できる。

NetRelayシリーズのキャンペーン価格は、GatePi Ethernetが49ポンド(約9300円)で、GatePi 4GとGateFiが59ポンド(約1万1000円)。3種類のボードを1枚ずつ含むセットも用意されており、価格は149ポンド(約2万8000円)だ。日本への送料はいずれも15ポンド(約2900円)で、出荷は2024年11月を予定している。

NetRelayシリーズは2024年9月13日までクラウドファンディング中だ。目標額500ポンド(約9万5000円)に対し、2024年9月4日時点で目標額を上回る約2600ポンド(約50万円)を集めている。

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