新しいものづくりがわかるメディア

RSS


Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一

寝ても起きても好きな角度で見られるテレビ、ミスターネロ 「SONY TRANSISTER TV RECIVER TV-501 Mr.neLLo」

今月も蒐集活動を繰り広げている。できれば地方に行ってみたいのだが、今月は予定が入っていて無理なので来月少し遠出を検討している。そんな中でも仕事で外出中に少し探索すると結構いろいろな家電が見つかる。

実は都内でもお店に眠っている家電はまだまだあって、そのあたりも今後行ってみたいと思う。そして今回紹介するのは1977年製のポータブル白黒テレビ「SONY TV-501」だ。愛称はミスターネロ、製品の特徴がそのまま愛称になった感じだ。

その特徴とはブラウン管が90度回転するというギミックだ。ただ実際にこの機能を使っていた人はほとんどいなかったのではないかと思う。そしてこの時代テレビはまだまだ高価で個人でテレビを持つのは少数だ。ポータブルテレビを持っていたらかなりのステータスだったと思う。

デザインを見てみるとさすがSONY、画面周りのグリルは魚眼レンズか現代のプロジェクターのようなデザインで、筐体もグリルのカーブと連動した処理をしていて実にカッコいい。そしてブラウン管の長さのデメリットを筐体デザイン処理で魅力的に見せるネロは、使わないときでもオブジェとしての価値を感じさせる。

ただ、実際ポータブルで使用する際は単一乾電池を9本も使用し、かなりの電力を食うのはご愛嬌だ。また、この時代はまだ家庭用ビデオが普及する前で、ネロも映像入力端子等は付いていない。これらの装備は80年代を待つことになる。

今回紹介したネロのカラーは写真のメタリックグレーだが実はオレンジもあって、こちらも実にいい発色で物欲を刺激するのである。コレクションしたい方はぜひとも2色をそろえよう。

SONY TRANSISTER TV RECIVER TV-501 Mr.neLLo

発売時期:1977年(昭和52年)

1977年に起きた主な出来事

  • 日本初の静止気象衛星「ひまわり」打ち上げ
  • 日本で白黒テレビ放送が終了。完全カラー放送へ移行
  • イギリスの喜劇王、チャールズ・チャップリン死去

関連情報

今人気の記事はこちら

  1. Windowsマシンに挿して使えるUSB型ラズパイ——プログラミングシステム「触(さわり)」発売へ
  2. 活版印刷でオリジナル名刺を——「ポータブル活版印刷機:一枚の名刺」がMakuakeに登場
  3. Raspberry Piを堅牢化したIoTゲートウェイ「BH3」の新モデルを発売
  4. ニンジャボット、入門用超小型3Dプリンター「ニンジャボット・コペン」発売
  5. ネックを折り曲げて持ち運びできる——折り畳み式ウクレレ「Astro」
  6. 最大造形サイズ300×300×400mmで6万円から——ボンサイラボ、大型FFF方式3Dプリンター「CR-10Sシリーズ」発売
  7. Raspberry Piでアナログ8ch入力できる——Raspberry Pi用アナログ入力ボード「RPi-GP40シリーズ」
  8. 焼鳥を串からスムーズに外せるけれど職人の苦悩が表示されるマシーン
  9. 「C言語によるPICプログラミング大全」との連動企画——ビット・トレード・ワン、PCB基板2種を発売へ
  10. 小さな活版印刷機の版を自作するためのテンプレートを作ったので使ってほしい

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る