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ゲストで登場したArduinoの開発者デイビッド・クァティレス氏にもインタビュー

真夏のお台場を熱くするMakerの祭典Maker Faire Tokyo 2016 レポート

Maker Faire名物のジョーク工作は今年も健在

アマからプロまで質の高い電子工作が並ぶMaker Faireだが、ジョークで勝負、癒しでまったりといった作品が彩りを添えてくれるのもその伝統だ。ただ、面白作品とはいえ、そこに使われている技術は、例年より高く感じた。裾野となるMakerの技術は、電子部品の充実とともに確実にアップしている。テーマはゆるいが、そのテクノロジーはあなどれない。

明かりをつけると動き出すたわし。私だけでなく、たわしにも「もっと光を」。(R-MONO Lab) 明かりをつけると動き出すたわし。私だけでなく、たわしにも「もっと光を」。(R-MONO Lab)
まな板をたたく包丁の音、お椀からのぼる味噌汁の匂い。実家の朝ご飯をアラームにした作品。(nankasince2016) まな板をたたく包丁の音、お椀からのぼる味噌汁の匂い。実家の朝ご飯をアラームにした作品。(nankasince2016)
優雅に空を飛ぶお札たち。向かって来るのか、去っていくのか?(wood cube) 優雅に空を飛ぶお札たち。向かって来るのか、去っていくのか?(wood cube)
痒い手を優しくかんで掻き癖を止めてくれる。(プロトタイピング講座) 痒い手を優しくかんで掻き癖を止めてくれる。(プロトタイピング講座)

最新のIoT作品やアナログ技術を使った電子楽器

言葉としてのIoTは定着した感があるが、具体的な成果物となるとまだまだ。しかし、Maker Faireに行けばIoTの未来が見える。Makerの世界は昔からIoTなのだ。技術の進歩と相まって、つながることを意識した作品が今年も登場。

また、電子工作の技を使ったライブパフォーマンスはMaker Faireの楽しみのひとつ。和田永さんによる楽器化した電気製品を使ったライブは圧巻だった。光のしま模様による反射をサウンドに変えたり、ブラウン管テレビの画面を叩いてパーカッションにしたりと変幻自在の技術を見せてくれた。

竿先に取り付けられたセンサが、魚がルアーにヒットしたことをスマホ画面で教えてくれる。(NogueLab) 竿先に取り付けられたセンサが、魚がルアーにヒットしたことをスマホ画面で教えてくれる。(NogueLab)
ペットボトルのふたに取りつけられた基板がスマホと連動して注がれる飲み物の量を調整。(UNK with C) ペットボトルのふたに取りつけられた基板がスマホと連動して注がれる飲み物の量を調整。(UNK with C)
センサと基板、クラウドを組み合わせ、温度、湿度などの環境を調整して家庭での植物栽培を促進する装置。(farmy) センサと基板、クラウドを組み合わせ、温度、湿度などの環境を調整して家庭での植物栽培を促進する装置。(farmy)
ひと昔前の電化製品をテクノロジーで楽器に変身させる。扇風機でバーコード円盤を回し、光センサで読み取り音に変えて楽器にしたもの。(和田永「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」) ひと昔前の電化製品をテクノロジーで楽器に変身させる。扇風機でバーコード円盤を回し、光センサで読み取り音に変えて楽器にしたもの。(和田永「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」)
電圧をかけたブラウン管テレビを手で叩き、静電容量を変えることでパーカションに。(和田永「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」) 電圧をかけたブラウン管テレビを手で叩き、静電容量を変えることでパーカションに。(和田永「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」)

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