今週行ってみたいイベント
自転車が生まれて200年、進化と発展の歴史——「自転車の世紀」(千葉県・佐倉)
自転車がこの世に誕生して200年がたつ。これまでさまざまな側面から改良が続き、今でも私達の生活に根付いているこのプロダクトの進化と発展を紹介する「自転車の世紀」展が、12月17日まで千葉県佐倉市の佐倉市立美術館で開催されている。
自転車が今の姿になるまで
自転車は発明当時から現代と同じ形だったわけではなく、現代の形になるまでに大きく分けて4つの段階で進化してきた。初期の自転車はペダルがなく地面を蹴って進んでいた。次に前輪にペダルが付き足が地面から離れた。次に速さを求め前輪が巨大化。そしてようやく前後の車輪が同じ大きさになりチェーン付きの自転車が登場し、現代の自転車の原型が完成する。本展では進化の2段階目の、ペダルが前輪に付いたころから最新のものまで、実物の自転車を見ることができる。
多様化する自転車
現代の自転車の形が確立してから現在に至るまで、自転車競技はスピードを競うだけでなく、障害物を乗り越えたり、技を競ったりと多様化し、ギヤやサスペンション、造形美などで進化を遂げていった。また日常の利用用途も多目的化しさまざまな形状の自転車が生まれている。
本展を見ると自転車には本当に多様な使い方があり、それに答えるようにどんどん技術が進化していることがよく分かる。デザイン的アプローチ、技術的アプローチなど多様な側面から生まれる自転車をぜひ会場で見てほしい。見ていて本当に飽きない展示になっている。
自転車の世紀
会期:2017年10月28日(土)~12月17日(日)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日
会場:佐倉市立美術館(千葉県佐倉市新町210)
入場料:一般800円、大学・高校生600円、中・小学生400円、未就学児無料
オフィシャルサイト:http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/exhibition/jitensyanoseiki.html
主催:佐倉市立美術館