今週行ってみたいイベント
自然が一番のお手本、エリアソンの実験とアート——「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」(清澄白河)
現代アートの巨匠であるアイスランド系デンマーク人アーティスト、オラファー・エリアソン。自然現象に着目してアートに昇華していき、見る人全てを魅了するアーティストで、世界各国で大規模な作品を発表し日本では10年ぶりとなる大規模個展「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」が2020年9月27日まで東京都現代美術館で開かれている。
注目サステナビリティの研究室
なんと言ってもオラファーの代名詞といえば、光や影を巧みに使ったインスタレーション! fabcrossでもそれをお届けしようかと考えたが、それではアート系のメディアを見てもらった方がすてきな記事が読めるので、fabcrossでは展示の一角にある「サスティナビリティの研究所」と題された、オラファーが作品を作る際に自然現象などを研究してマテリアルを作ったり表現方法を考えるための研究物が集められたエリアを紹介しようと思う。
アート作品を作るのにここまでやっているとは、もはや科学者。「サスティナビリティの研究所」からは、ものを世の中に生み出す責任と、環境への強い思いを感じる事ができる。ものづくりを行う人間として世界とどう関わるか、生み出す物にどれだけ責任を持つか、ものづくりに携わる人たちに多く足を運んでもらい展示を通して考えてみて欲しい。
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」
会期:開催中~2020年9月27日(日)10:00~18:00
会場:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)
入場料:一般1400 円、大学生・専門学校生・65 歳以上1000円、中高生500円、小学生以下無料
オフィシャルサイト:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/olafur-eliasson/
主催:東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、産経新聞社