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特別寄稿:ハッカソンから始まるものづくり

初めてでも参加できた! Maker Faire Tokyoへの道

世界的なDIYの祭典「Maker Faire Tokyo 2015」に出展を果たした著者。Maker Faireに出展するまでの道のりと、Makerの視点からMaker Faireを紹介する。今回はハッカソンからMaker Faireへ出展を目指すまでについて紹介する。

東京ビッグサイトで開催された「Maker Faire Tokyo 2015」 東京ビッグサイトで開催された「Maker Faire Tokyo 2015」

世界的なDIYの祭典「Maker Faire」はご存じであろう。世界中の各都市で開催されており、ドローンやロボット、3DプリンタなどMakerの作成したさまざまな出展物を見て楽しめる。2015年8月1、2日に東京ビッグサイト(東京国際展示場)で「Maker Faire Tokyo 2015(以下MFT2015)」が開催された。参加グループは開催ごとに増えており、MFT2015には350組のMakerや企業などが出展し、1万4500人が訪れた。Maker関連展示会では国内の最大規模だ。

Maker Faireは展示物を発表するだけの場ではない。来場者と出展者の距離が近く、展示物へのアプローチもしやすい。そのため、来場者は出展物を楽しみながらものづくりを知る機会になり、出展者は来場者からのフィードバックを得られる。どちらの立場でも利点が多いイベントである。

Maker Faireに訪れ、出展者としてイベントに参加してみたいと感じたかもしれない。幸いにも、Maker Faireは誰にでも門戸が開かれており、展示物を制作できれば、次のMaker Faireに出展者として参加できるのだ。

しかし、実際にはなかなか参加までたどり着けない。ものづくりをしたことがない、面白いアイデアが浮かばない、本業が忙しいなどさまざまな理由がある。このハードルを越えるには思った以上の根気と労力が必要となる。  

いろいろな理由からMaker Faireへの出展までたどり着かない。 いろいろな理由からMaker Faireへの出展までたどり着かない。

筆者はIT関連の記事や書籍の執筆を生業としている。Linuxやスマートフォン、Raspberry Piの使い方などの記事を執筆することが多い。また、2013年夏に開催されたMaker Faire Tokyoでは、記者として会場を取材してレポート記事を執筆することがあった。取材では出展物のおもしろさと同様に、出展者がイベントを楽しんでいる雰囲気がとても良いことが大きな印象として残った。こんなに楽しそうならば、次は取材としてではなく出展者として参加してみたくなった。

筆者はRaspberry Piなど電子工作の入門書や雑誌へ記事を執筆していることもあり、電子工作の基本的な知識を持っている。Maker Faireのようなものづくりのイベントが筆者に最も近いイベントへの道であろう。しかし、Maker Faireへ出展したいと思っても、良いアイデアがなかなか浮かばなかった。さらに、何かを作成しようと思っても、日々の仕事を理由に、実際にものづくりに時間を費やせなかった。

こんな筆者であっても、ある転機からMaker Faire Tokyo 2015への出展を果たすことができたのだ。そこで、Maker Faireへの出展に至るまでの道のりや、出展者から見たMaker Faireについて紹介する。 

Maker Faire Tokyo 2015へ出展を果たした。 左から筆者、会社員の岩淵勇樹氏、フリーのプログラマーの森山有理名氏。 Maker Faire Tokyo 2015へ出展を果たした。 左から筆者、会社員の岩淵勇樹氏、フリーのプログラマーの森山有理名氏。

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