新しいものづくりがわかるメディア

RSS


特別寄稿:ハッカソンから始まるものづくり

初めてでも参加できた! Maker Faire Tokyoへの道

筆者の選んだハッカソンは、2015年2月14日にKDDIの主催で開催された「Firefox OS WoTハッカソン」だ。auブランドで2014年12月に発売したFirefox OSを搭載するスマートフォン「Fx0」を題材にアイデアを決め、実現するまで作業する。また、ARMが提供するマイコンボード「mbed」などの機材が用意されており、自由に利用できるようになっていた。

また、3月14日にフォローアップとして再度ハッカソンを開催した珍しいイベントであった。

筆者が携わったチームは4人で、作製するアイデアは、動く植木鉢だ。自分で光の方向に向かい、日光を浴びたり、暑すぎた場合は日陰に移動したりする機能を実現することにした。基本的には、光センサで明るい方向を検知して、その方向に進む機能を搭載すればよい。 

初めてのハッカソンでの制作物「動く植木鉢」。 初めてのハッカソンでの制作物「動く植木鉢」。

しかし、ハッカソンの結果は、1回目では光の方向に進まず、2回目では光の方向を検知できず回り続けるだけと、さんざんな結果となってしまった。

失敗の最大の問題は、回路やプログラムなどの案が決まっても、それを作り上げる時間が圧倒的に足りなかったことだ。特に、作製が完了してからテストの時間がほとんど無い状態だった。さらに、筆者のチームはハッカソン初体験のメンバーがほとんどで、ハッカソン自体の要領を得ていなかったことも影響している。2回ともテストに割ける時間が無く、ぶっつけ本番で発表せざるを得なかった。

2回目のハッカソンに参加したメンバー。左から岩淵氏、濱田氏、筆者、森山氏。 2回目のハッカソンに参加したメンバー。左から岩淵氏、濱田氏、筆者、森山氏。

ハッカソンは、考えたアイデアを短時間で実物にする経験を積める点が良いが、時間が圧倒的に足りないのが欠点であろう。筆者のチームでも完成できなかったことに不満を感じ、消化不良な思いをしてしまった。

このままで終了するのは悔しく、どうにか正常に動作できるまで制作したいという意志がチームのメンバーにあった。また、作製を続けるならば夏のMTF2015に出展を目指してみたらどうかと提案を行い、夏へ向けて再始動することとなった。

こうして、Maker Faireへの道に進むこととなる。  

(第2回へ続く)

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. 毎秒4万回でさくさくカット——ポータブル超音波カッター「WONDERCUTTER」
  2. サンワサプライ、Windows10 IoT Coreに特化した「Raspberry Piセンサーキット」を発売
  3. リアルな世界で本人視点シューティングゲームを——FPS対戦型ロボット玩具「GEIO」
  4. 15万円で高精度精密加工が可能——デスクトップ型CNCフライス「Routakit M」
  5. 自分でゲームを作ろう——Raspberry Piを使ったゲームコンソール「Pip」
  6. 米Techshop、11月15日に倒産——海外拠点には影響なし
  7. 小型なのに高精細——デスクトップにおけるSLA方式小型3Dプリンター「PLUTO」
  8. アルテック、米Desktop Metalの金属3Dプリンター「Studioシステム」の国内販売開始
  9. その数なんと6000種類! 懐かし&希少な「アクリル」に、Maker時代の価値を見た
  10. ディスプレイ用ワイヤレス給電システム「X-BASE」シリーズ、ハピネットから一般販売

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る