在宅ものづくり応援企画
あなたの「#家ラボ」見せてください!
世界で猛威を振るう新型コロナウイルス。休校やリモートワークの開始など、私たちの暮らしにも大きな変化が生じています。ものづくりをサポートするファブ施設でも、運営時間の短縮や当面の営業中止といった措置を取る場所が増えてきました。ものづくりを通じた人との交流が減ってしまうことは、仕方ないとはいえ寂しいものです。
一方で、こんな状況に対応する動きも生まれています。けいはんなオープンイノベーションセンターで開催予定だった「Maker Faire Kyoto 2020」は「Maker Faire Kyoto Online」としてオンラインイベントに生まれ変わり、誰でもTwitterから作品発表ができるようになり多くの投稿で賑わいを見せました。
直接会うことは止められても、それぞれの場所でものづくりはできるはず。むしろ、この機会を生かして、自宅の工作環境を見つめなおすのも良いかもしれません。
そんなわけで、fabcrossでは自宅での工作スペースを「#家ラボ」と名付け、読者の皆さんから募集したいと思います! おすすめの機材やこだわりの収納、困っていることなどを分かち合えば、それぞれの場所で作る行為がもっと楽しくなるはず。先の見えない世の中ですが、オンラインで楽しさをシェアできれば嬉しいです!
題して、“在宅ものづくり応援企画 あなたの「#家ラボ」見せてください!”。ご自身の家ラボを見せても良いという方は、以下の流れに沿ってTwitterやInstagramに投稿してください!
応募方法
- Twitter/Instagramで「#家ラボ」「#fabcross」の2つのハッシュタグを付けて、画像と共にツイート/投稿してください。
- 「こだわりポイント」「おすすめアイテム」「困っていること」など、テキストで教えてください。
- 投稿内容はfabcrossの記事のなかで紹介する場合があります。
初回となる本記事では、日夜ものづくりに取り組むfabcrossライターに家ラボを紹介してもらいました。
機材棚をDIY!【ひとしんし】
まずは3Dプリンターレビューなどでおなじみのひとしんしさん。去年の夏休みを利用して、3DプリンターとCNCを入れるための棚をモデリングして自作したようです。集合住宅で気になる騒音については「3DプリンターよりうるさいCNCは、囲うだけでもだいぶ音が小さくなりますし、家では本体の足に防振のためのゴムを敷いています」とのこと。
シェアハウスの工夫と悩み【むらさき】
Macintoshをカバンにしたり、Fusion 360専用キーボードを作ったりとマルチな技術を持つむらさきさん。4人が暮らすシェアハウスで、衣食住をテーマに自分が必要なものを作るFARMTORY-LABという活動に取り組んでいます。
住空間と作るスペースが一緒になった魅力的な空間ですね~。裁縫用の糸と酒瓶が並ぶ光景は、人生で初めて見たかもしれません。
複数人が使うため「ツールやマテリアルはできるだけ外から見えるように」したり、机もDIYで作ったりと、各所にこだわりが表れています。
今のお悩みは「ものを広げすぎてご飯を食べる場所がなくなる」「共有スペースに作りかけのものを放置すると邪魔になるが、毎回片付けるのも手間がかかる」といったもの。作りかけのものをどこに置くか問題、シェアハウスだとより深刻になるんですね……。
狭くても詰め込んでしまえ【大江戸テクニカ】
カセットテープDJとして新風を起こす大江戸テクニカさん。「はんだ付け、プログラミング、3Dプリントをひとつのデスクで」というコンセプトのもと、場所の狭さに苦しみながらも三位一体の空間を作り上げました。お薦めの光造形式3Dプリンター「ELEGOO MARS UV」の赤色と、和風な障子のコントラストがイカしてます。
この区画ではカセットテープDJのライブ配信準備を進めている最中。オンライン飲み会ならぬ、オンライン工作会があってもいいかもしれませんね。
QOL vs. 3Dプリンタ —【田岡菜】
お次は現役大学院生である田岡さん。寝室を兼ねた6畳の部屋ではにおいが気になるため、3Dプリントの素材はPLAしか使わないようにしているそう。睡眠を妨げるプリント音を抑えるため、モータードライバーの交換や防音ボックス作りに取り組もうとしています。
こだわりポイントはL字に組み合わされたテーブル。角のスペースに道具や作りかけのもの、ゴミなどを置けるため重宝するんだとか。
ギャルも電子も盛りだくさん【ギャル電まお】
最後はこちらも現役大学院生、ドンキでArduinoが買える日を夢見てギャル電活動を続ける、まおさんの家ラボです。
「家で簡単にセットアップできる、最小限の電子工作机」とのことで、ミニマルにまとまっていますね。秋葉原の電子パーツショップaitendoの袋と電極の刺さったピカチュウ、そしてポップなペンケースから飛び出すArduino UNOがいい味を出しています。中央のカラフルな工作マットは100均で買ったお気に入りなんだとか。
そしてこの物量! 電子工作パーツに引けを取らないフェルトやビーズの存在感に圧倒されます。「部品などが増えていくにつれて、家が散らかったり部品がなくなったりすることがありましたが、今は100円ショップでケースなどを買って、ベッドの下に収納するように工夫してます」という努力の結果、混沌と整頓の共存が実現しました。
あなたの「#家ラボ」をお待ちしています!
いやー、5人の家ラボを見せてもらいましたが、本当にそれぞれの個性があふれていましたね。騒音やにおい、スペースの制限など、暮らす環境と作る環境が一緒であることの難しさも共感できるものばかりでした。
読者のみなさんの投稿から、どんな楽しさやヒントがいただけるか楽しみです。それでは、Twitterからの投稿、どしどしお待ちしております!
応募方法
- Twitter/Instagramで「#家ラボ」「#fabcross」の2つのハッシュタグをつけて、画像と共にツイート/投稿してください。
- 「こだわりポイント」「おすすめアイテム」「困っていること」など、テキストで教えてください。
- 投稿内容はfabcrossの記事のなかで紹介する場合があります。