Arduino悪用術入門
麦茶をこっそり麺つゆに入れ替える装置を作る
あとは組み立てるだけ
こんな手順で3D Padを接続し、先ほど改造したポンプと、ついでにアーム用のサーボモーターもジェスチャーで制御できるようになりました。これで電子工作部分は終了、あとは装置の形に組み立てていくだけです(この時点で残り時間は1時間!)。
電子工作部分はこんな感じになりました。
フレームに麺つゆ用のしょうゆ差しを設置。急激にロボットっぽい見た目に。
ポンプも装着します。そして液体の経路をチューブでつないで……
時間ギリギリで完成!
テスト運転
イヤー間に合った! あぶなかったー! あやうく、このあと来てくれる実験台の森さんが無駄足になるところでした。じゃあさっそくテスト運転といきますか。
電源を入れて、クルクルの動作でアームが傾き、ポンプが麦茶を……
……あれ? 吸わない。
……あれ……。
二つの失態が生み出す奇跡
電子工作部分の制御は完璧なんだけど、ポンプが全然水を吸ってくれないのでした。やばい。
森さん来ちゃう! 同行してくれた編集の越智さんの表情も一気に曇ります。このあとチューブのつなぎ方を変えたりいろいろ試すも結局うまくいかず、動かないまま森さんが来る時間に。でもなぜか来ない森さん。おかしいな。電話してみると、「すいません、忘れてました」とのこと。
森さん、ナイス忘れ!
奇跡的な偶然により、めでたく実験シーンの撮影はリスケとなり、残りの装置制作は宿題となりました。よかったよかった(八方丸くおさまったかのように書きましたが、編集の越智さんだけが二度手間の被害を受けました。ごめん)。