新しいものづくりがわかるメディア

RSS


Arduino悪用術入門

麦茶をこっそり麺つゆに入れ替える装置を作る

いざ製作

さて前置きが長くなりましたが、ここからいよいよ製作に入っていきます。

「本体こんな感じかな?」作業の雑さにも定評があり、いつも設計図は書かずに行き当たりばったりで作っています。

全体の構造のイメージ。手で持っている黒いのが水槽の水換え用のポンプで、ここからチューブを伸ばして麦茶を吸い取ります。その右にあるのがしょうゆ差し。麺つゆはここから重力で注ぎます。

なんとなく全体像が見えたので、ポンプの改造に入ります。もともと電池式ですが、ほかの部品と電源を共通化、かつリレーでON/OFFさせるために、不要な電池ボックス部分を切断しています。

あっ。切断の過程でモーターの金具がもげました。

~THE END~

 

実は時間がないんです

いきなり出鼻をくじかれた格好です。ポンプの予備はないので、作業を中断して買出しに。実は今回の作業時間は半日しかありません。夕方5時には実験台の森さんがやってきます。買出しから戻るとすでに2時。雲行きが怪しくなってきました……

余談ですが、今回の作業場所にはお台場のファブスペース「MONO」を使わせていただいています。広大な作業台(重要!)に加え3Dプリンタやレーザーカッターなどの機材も完備。お台場というと資材を手に入れにくそうなイメージですが、実はゆりかもめに10分ほど乗れば豊洲に大きなホームセンターがあります。便利!

今日中に終わるのか?

完全に表情から余裕が消えていますが作業再開。同じ失敗が怖いので、ポンプは電池駆動のまま使うことに。スイッチ部分だけリレーで制御できるように改造します。

塩ビ板の加工中に穴あけ用の工具を忘れたことに気づき、スタッフの方に「ありますか?」と聞いたところ、レーザーカッターで一瞬で切り出してくれました。レーザーカッター、極めればこんなに気軽に使えるのか……

ポンプにリレーをつないで、Arduinoからスイッチングできるようになりました。この時点で3時すぎ。終わるのかこれ……

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る