ワークショップ体験レポート
驚異の音の拡がりを生む多面体スピーカーをDMM.make AKIBAで作ってみた
12面体の組み立て、スピーカーの形が見えてきた
マスキングテープで固定したら、傾斜面にボンドを塗り付け丁寧に伸ばしていく。ここでボンドを付けすぎると、表面にはみ出てしまうので要注意だ。
こうして、「マスキングテープを貼る→ボンドを塗る」を繰り返して組み合わせると、こんな感じに。内側になる面にボンドをさらに塗布して、接着力を高める。
「おぉ、それっぽくなってきましたね!」(筆者)
「でも、まだ午前ですからね。3分の1も終わってませんよ」(阿部さん)
こうして、底面部分を空けた状態で本体は一旦完成。しばらくボンドが定着するまで寝かせておく。
乾くまではマスキングテープでしっかり固定。
組立中にふと思いついて、パネルを貼り合わせない底面部分に鉛筆でマーキングしてみた。こういう合理化ポイントを自分で考えてみるのも、ワークショップの楽しい点だ。
昼休みを挟み、ボンドが乾燥したのを確認してマスキングを剥がし、表面をやすりがけしていく。
「やすりをかけることで木に表情が生まれるんですよ」と阿部さん。表面だけなく、角を丸くする(面取り)ことで仕上がりに高級感が出るそうだ。
次はお待ちかねの塗装。お好みの色のニスを選び、ウエスに染み込ませ木目に沿って薄く塗り重ねていく。筆者は、濃い目の仕上がりになるウォールナットを選んだ。一度にべったり塗ってしまうと薄くはできないので、薄く塗る事を心がけよう。
お好みの色に仕上がったら、乾燥するまでしばらく置いておく。