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世界の家庭向け3Dプリンタ出荷、2018年までに100万台超と予測

英調査会社ジュニパーリサーチは、世界市場における家庭用3Dプリンタの2013年の販売数が4万4000台を超え、2018年までには100万台以上の出荷が期待されるとの予測を発表した。

ジュニパーリサーチの調査レポート「家庭向け3D印刷と3Dスキャン 2014-2018年:サービスモデル、将来性、機器予測 - Consumer 3D Printing & Scanning Service Models, Opportunities & Devices Forecasts 2014-2018」によると、現在の3Dプリンタの一般消費者への提供については時期尚早であり、技術の面でも消費者の購買欲をつかみきれていないとしている。

しかし、現在はニッチな3Dプリンタの用途は増加しつつあり、たとえば米国のおもちゃメーカーHasbroとお菓子メーカーHersheysは3Dプリンタベンダーとともに一般消費者向けの独創的な商品の開発に取り組んでいるという。

現在の出荷台数は比較的低いレベルで中期的な市場機会は限定的だが、ジュニパーリサーチは5年後以降には大幅な成長がみられると予測している。用途拡大と既存3Dプリンタベンダーらの市場進出と成長が、消費者にとって魅力的な価格設定へと繋がっていくためと予想している。

レポート著者は「3Dプリントは日用品の作成に使用できるということを一般の人達に知ってもらい、購入意欲を持ってもらうことがこのセグメントの長期的な成功において非常に重要だ。既に店頭で入手が可能なものではないユニークで独創的な特徴をもつキラーアプリケーションやコンテンツが重要な促進要因となるであろう」と述べている。 

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