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スタンドアローン型エッジAIデバイス「VADQore」と「VADQore Sense」をリリース

QuantumCoreは、エッジAI製品「VADQore」シリーズを正式にリリースした。

photo リザバーによる多様な非線形変換のイメージ  出典:QuantumCore

VADQoreは、マイコンと加速度センサーを搭載したオールインワン設計で、クラウドレスで振動データの収集/AI学習/推論をすべて1台で処理するスタンドアローン型エッジAIデバイスだ。少量データでリアルタイム学習を高精度に実現するというリザバーコンピューティング(Reservoir Computing)技術を活用し、数秒の正常データから異常を捉えるAIモデルを自動生成できるため、これまで導入ハードルの高かった異常検知をシンプルかつ高速に実現する。異常サンプルは不要だが、異常サンプルがあれば精度向上にも対応する。

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手のひらサイズの「VADQore」は、「正常データ主体」と精度を向上する「正常+異常データ」両モード対応だ。バッテリー内蔵で液晶ディスプレイを搭載し、価格は19万8000円だ。

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親指の爪サイズの「VADQore Sense」は、「正常データ主体」のAI学習に特化した軽量デバイス特化モデルだ。ディスプレイとバッテリーが非搭載で、LEDランプで異常通知し、価格は9万9000円(価格はすべて税別)だ。

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また、別売オプションの専用ダッシュボード「VADQore View」タブレット版にBLE通信で接続して利用できる。エッジ側のみでも全てのAI処理を完結できるが、視覚的モニタリングやログ閲覧をより簡単/効率的に行うことが可能だ。

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