ムトーエンジニアリング、自社開発ヘッド搭載3Dプリンタ「MF-500」発売
2014/11/27 11:00
ムトーエンジニアリングは、ニッポーの小型デスクトップ3Dプリンタ「遊作くん」の筐体に自社開発の熱容量の大きなヘッドを搭載し、「MF-500」として12月1日に販売を開始する。
ムトーエンジニアリングは、自社で開発製造を手がけるFFF（熱溶融積層）方式パーソナル3Dプリンタとして、「MF-1000」、「MF-2000」、「3D Magic Egg（MF-1050）」を販売している。MF-500はそのMFシリーズのエントリーモデルという位置づけ。
高速かつきれいな造型を目指して開発したヘッドは、同社従来比1.2倍の高速プリントと、吐出する樹脂の太さが安定しバリや返しを出さない高精度を実現したという。使用できるフィラメントはPLAのみ（1.75mm径）。
MF-500の外形サイズは280×242×352mm、最大造型サイズは100×100×100mmで、最小積層ピッチは50μm。初心者向けとしてソフトウェア（「Pronterface」、「Slic3r」）も日本語化した。ソフトウェアの動作環境はWindows 7以降。
価格はオープンだが、市場想定価格（税別）は8万5000円程度としている。PLAフィラメント（250g）は白、赤、黒、青、蛍光緑、蛍光オレンジ、透明、グレー、黄の9色で、価格は2700円（税別）。
