3D CGソフト最新版「Shade 3D ver.15」、Shade3Dが3月20日発売
2015/03/03 17:00
Shade3Dは、3D CGから3Dプリント向けデータ作成までこなす統合型3D作成ソフトの最新版「Shade 3D ver.15」を3月20日に発売すると発表した。以前の販売元だったイーフロンティアが2014年11月28日に発売を予定していたが、同社が経営不振に陥ったことからShade3Dがイーフロンティアと結んでいたShade 3Dの販売代理店契約を2014年11月25日に終了し、発売延期になっていた。
Shade 3D ver.15は写真のような3D CGやアニメーション、3D立体視映像、3Dプリンタ向けモデルデータ作成まで幅広くこなすソフトウェア。ver.15では3Dプリントに適した3Dモデルを作成するための「3Dプリントアシスタント」機能を大幅に強化し、3Dモデル制作手順を初心者でも自然に理解できるようにした「ナビゲート機能」の追加やインターフェースデザインを改良した。
新しいモデリング機能として、これまで手作業で1つ1つ修正していたような3Dプリントも出るエラーを自動で修正する「ラッピング」機能を搭載した。ラッピングはプログラムが自動的にポリゴン処理を行う。また緻密すぎて扱いづらいポリゴンモデルを、外形を保持したままポリゴン数を減らした粗いモデルに変換するポリゴンリダクション機能と、ポリゴンスムージング機能を搭載し、ポリゴン数と精度のコントロールを容易にしている。
Shade 3D ver.15には、初心者向けの「Basic」、3D CGを追求する人向けの「Standard」、プロフェッショナル向けの「Professional」の3つのグレードがある。価格は、「Shade 3D Basic ver.15」が9800円(税別、以下同)、「Shade 3D Standard ver.15」が4万円、「Shade 3D Professional ver.15」が8万円。