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XYZプリンティング、5万円を切る小型入門機「ダヴィンチ Jr.1.0」発表

XYZプリンティングジャパンは、FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズにファミリーユーザー向けの「ダヴィンチ Jr.1.0」を4月27日に発売すると発表した。ダヴィンチシリーズの従来機と比較して小型化し、価格は国内で販売されている3Dプリンタとしては最も安い4万9800円(税込)に抑えた。

ダヴィンチ Jr.1.0は、1月に開催された「CES2015」のXYZ Printingブースで展示していた。米国での価格は349ドル(約4万1500円)で、日本での発表が待たれていた。同社では、エントリーモデルと位置づけているダヴィンチシリーズの中で、パーソナルユーザー/ファミリーユーザー向けとしている。

ダヴィンチ Jr.1.0の外形サイズは、420×430×380mm、重さは12kgで、従来機(468×558×510mm、27kg)よりかなり小型軽量で取り扱いやすくなった。最大出力サイズは150×150×150mm(ダヴィンチ1.0は200×200×200mm)、最小積層ピッチは100μm。ヘッドはシングルで、造型材料はPLAフィラメントのみサポートする。消費電力は75Wと、従来機(250W)よりも最大70%低減した。インターフェースとしてUSBだけでなくSDカードスロットを備えており、PCなしでもプリントできる。フィラメントはダヴィンチJr.専用となり、600g巻きで3280円(税込)、イエロー、グリーン、クリアの3色を用意する。

パーソナルユーザー/ファミリーユーザー向けとして、押し出し器を着脱可能にしてメンテナンスしやすくしたほか、フィラメントのオートローディングが可能など、取り扱いを容易にする機能を備えた。駆動部分はカバーで覆われているため安全に使用できる。XYZプリンティングの3Dデータ共有サイト「クラウドギャラリー」が利用でき、3Dデータをアップロード/ダウンロードして楽しめる。

ダヴィンチ Jr.1.0は、ECサイト、大手家電量販店、XYZプリンティングジャパンWebサイトを通じて4月27日発売だが、ビックカメラ、ヤマダ電機、XYZプリンティングジャパンWebサイトでは4月17日に予約受付を開始する。 

前面パネル、右側のQRコードを読み取るとXYZのサポートサイトに誘導される。 前面パネル、右側のQRコードを読み取るとXYZのサポートサイトに誘導される。
フィラメントは本体内部左にセットする。リール内部の白いパーツ内部にNFCタグを設置するエリアが設けられている。 フィラメントは本体内部左にセットする。リール内部の白いパーツ内部にNFCタグを設置するエリアが設けられている。
フィラメントと同梱されるNFCタグ。フィラメントの残量計測に使用している。 フィラメントと同梱されるNFCタグ。フィラメントの残量計測に使用している。

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