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ラトックシステム、Modbus対応アプリ/クラウド導入アプリをリリース——クラウドスペースを無償で提供開始

RATOC Raspberry Pi「Triple-R」シリーズ

ラトックシステムは、同社のキャリアボード「RPi-CM3MB」、およびRaspberry Pi拡張モジュール「RPi-GP」シリーズを利用中のユーザー向けに、基幹システムをスムーズに導入するためのModbusスレーブアプリ/クラウド運用テストアプリを公開する。

同アプリケーションを使ったテスト構成例

Modbusプロトコル対応のスレーブアプリは、Modbusスレーブとして動作するだけでなく、基幹システムへ導入した際のスレーブデバイスとして活用できるよう、各種モードに対応(Modbus/TCP、Modbus/ASCII、Modbus/RTU)している。

拡張モジュールのうち、デジタル入出力ボード「RPi-GP10」では、デジタル入力の取得やデジタル出力への設定、トリガー入力の割り込み検知によるデジタル入力値の取得が可能だ。 また、アナログ入力ボード「RPi-GP40」ではAD値の取得や、しきい値アラーム機能も利用できる。

一方、クラウド導入アプリは、Raspberry Piや拡張モジュール(RPi-GP10/RPi-GP40)を使用し、取得したデータをJson形式のデータへ変換、クラウドスペースへ保存/取得できるテストコードとなる。

テストコードの利用を通じ、データ取得からクラウド経由でデータを管理/制御するためのテストを実施できる。Raspberry PiからのデータPOSTによるデータベースへの格納に加え、Webブラウザからの格納データ閲覧(一覧/グラフ表示)、PCアプリケーションなどからのデータ取得も可能だ。

また、データアップロード用のクラウドスペースの無料開放も開始した。サーバー構築の手間を省けるため、IoTエッジコンピューティングの流れをすぐに試用できる。

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