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Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一

“キング・オブ・ラジオ”と呼ばれた圧倒的な存在感を持つラジオ 「SONY CRF-200 WORLD ZONE13」

12月は格好の蒐集時期ではあるが仕事の打ち合わせが多くてなかなか郊外の蒐集場所に行く機会がなく、多少の欲求不満を抱えながら打ち合わせを済ませて、付近を散策し何かないかと探している。

先日も都内で打ち合わせの後、電子部品が欲しくなって秋葉原に立寄り部品を買い終えたあとジャンク屋等を徘徊。その中の一軒の店内の何段もある棚の一番下の奥に、ひっそりたたずむ馬鹿でかいラジオを発見した。よく見るとソニーの1970年代の名機“ワールドゾーン”だった。

本体に貼り付けられた紙には「音が出ませんのでジャンク 格安」と書いてある。でもイヤホン端子は生きているようでその場で即買いしてしまった。値段は即買いしたということで想像にお任せする。

その本体重量7kgのラジオを電車で何とか持ち帰ってきた。このラジオは「WORLD ZONE13」というソニーのワールドゾーンシリーズの中級機。全世界の放送をキャッチできるマニア向けの製品ではあるが、FMの音質の良いことでも有名だ。 

当時の定価はカタログによると7万9800円。今の価格に換算すると20万を超えるようだ。ラジオが20万を超える商品として成り立っていた時代は凄いと改めて思ってしまった。

本体は横幅がなんと34cmもある巨漢で全体が黒いためか、ぱっと見は小型の仏壇のようだ。そしてこのラジオにはフロントカバーが付属しており、その裏面には世界の時刻が一目で分かるタイムゾーンスケールが付いている。

いつかスピーカーから音が出るように修理して使いたいと思いながら、時代感満載の超弩級ラジオは今僕のファクトリーに威圧感を放ちながらコレクションとして棚に収まっているのである。

SONY CRF-200 WORLD ZONE13

発売時期:1971年(昭和46年)

1971年に起きた主な出来事

  • マクドナルドの日本第1号店が東京/銀座にオープン
  • 日清食品が「カップヌードル」を発売
  • 特撮テレビドラマ「仮面ライダー」が放送開始

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