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Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一

薄型と対極な奥行きをデザインしたビデオモニター 「SONY VIDEO MONITOR KX-4M1」

今回紹介する家電はなぜか前回紹介したPC-6001mkIIと同じ1983年製だ。蒐集していてなにと出会うかは全くの縁なので、同じ年代が続くのも偶然ではなく必然と思っている。

そんな同年代の家電製品だがSONYのビデオモニターKX-4M1だ。この製品は基本的にはモニター扱いの製品で、これに別売のチューナーパック「VT-M1」をドッキングするとテレビとして使える仕様になっている。

画面の大きさが4インチのKX-4M1の価格は、チューナーと合わせると11万5000円もした。インチ換算するとかなりの高額製品だったが、小型のビデオモニターは当時の家庭用テレビからするとスタイリッシュなデザインで、インテリアのツールとしてとても魅力的な製品だった。

また、KX-4M1はビデオモニターとしての使用が前提であったため、4インチという大きさながらトリニトロン菅の使用で鮮やかで繊細な画面に皆魅了されたのだ。

そしてこのビデオモニターの最大の特長は何と言っても本体の奥行きだ。現代の薄型テレビと対比するとその奥行きに驚いてしまうのだけど、KX-4M1は当時のブラウン管の奥行きという欠点を、デザインによって魅力溢れる製品に仕上げた良い例だと感じる。

家電はテクノロジーの進化によってその姿を変えていくが、それが全て魅力ある製品になるとは限らない。今回の製品は物質的、技術的に成熟した現代に相応しい家電製品とは何かを考えるきっかけになる感じがした。

SONY VIDEO MONITOR KX-4M1

発売時期: 1983年

1983年に起きた主な出来事

  • 大塚製薬が「カロリーメイト」発売。
  • NHK朝の連続テレビ小説「おしん」放映。
  • 郵便小包に「ゆうパック」の愛称が付けられる。

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