新しいものづくりがわかるメディア

RSS


Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一

初代はいつもデカくて重い。でも欲しかったポータブルプレーヤー 「SONY Mini Disc Player MZ-2P(MD Walkman)」

2017年を迎え、体調も整えながらまた新たな気持ちで蒐集活動に取り組んでいくのでどうぞよろしく。今年は新たに蒐集ポイントを拡大してさらにユニークな家電を紹介したいと思っている。

2017年初めに紹介する蒐集品はソニーの初代MDウォークマンで再生専用の「MZ-2P」だ。これは当時発売された2機種のひとつで、もうひとつの「MZ-1」は録音と再生が可能だった。

今回の品は某蒐集場でひっそりと棚に転がっていたもので、専用のケースにオリジナルのイヤフォンも一緒に付属していた。

実際カセットウォークマンも、CDウォークマンも初代はどれも大きく重くて再生専用なところは共通である。

そして気になる当時の価格は5万9800円(税別)だ。MZ-1が7万9800円と当時としてはかなり高価で、再生専用のMZ-2Pは2万安という設定のようだ。

本体のデカさはメカの大きさというよりも電池の大きさによるもので、ソニーはウォークマン向けにガム型充電池を発売していたが、MZ-2Pの電池はガム型電池の7~8倍あったためこの大きさと重さになったと思われる。これは携帯電話の歴史にも通じる。

だがMDというメディアにいかにソニーがこだわっていたかの一端も見えてくる。しかしそのMDにこだわるあまりアップルのiPodを筆頭とするストレージ内蔵型MP3オーディオプレーヤーの開発に遅れをとってしまったことも事実。そこもある意味ソニーらしさだと思っている。 

SONY Mini Disc Player MZ-2P(MD Walkman)

発売時期:1992年(平成4年)

1992年に起きた主な出来事

  • 毛利衛さんが宇宙飛行士としてスペースシャトルに搭乗
  • 東海道新幹線「のぞみ」が運転開始
  • 高エネルギー物理学研究所の森田洋平博士が日本で最初のWebサイトを開設

関連情報

今人気の記事はこちら

  1. 全てのヘッドホンをスマートヘッドホンに変換する技術を開発
  2. 800種類の電子パーツを紹介——日経BP「ラズパイ工作 パーツ大全 2021-2022」発刊
  3. CAMPFIREに登場、国産3Dプリンター「Leee」の造形物の長さは「理論上は無限」
  4. 太陽エネルギーを長期間貯蔵できる液体「太陽熱燃料」開発プロジェクト
  5. フィギュアの肌を美しく——Bfull、3Dプリントによる美肌表現技術を開発
  6. 会社を辞めて、カセットテープDJ装置を製品化することにしました
  7. ちっちゃい! 切手サイズの「Tiny2040 RP2040 開発ボード」、ケイエスワイが販売
  8. 64ビットRISC-Vチップを搭載したLinuxボード「Nezha」
  9. MIT、古文書を未開封のまま解読する手法を開発——300年前のセキュリティを解析
  10. 街中での使用に特化した小型の風力タービン——日照日数が少ない地域ではソーラーパネルより安価でより多く発電可能

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る