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Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一

アマチュア無線の時代の到来を告げた松下電器の入門機 「6m AM-FM Transceiver National RJX-601」

あっという間に冬から春になった4月は引っ越しなどが多い月で、当然移動するときに廃棄されるものも多い。 だから僕が巡回する廃棄されたものが集まる場所にも当然ながら新鮮(?) な廃棄物が通常の月よりたくさん出回る。 そんな中、発掘したのが今回紹介する昭和を代表する無線機、ナショナルのRJX-601だ。

この無線機は70年代からアマチュア無線が徐々に流行した時期に入門機として人気を博した。

当時BCL※が流行りだした頃で、ナショナルも「吠えろクーガ」の愛称で本格的にBCL向けラジオを販売し始めていた。この無線機はその頃に発売され、デザインも当時流行っていたミリタリーとメカニカルなインターフェースが特徴だ。

6メーターという当時人気のあったVHF帯のトランシーバーのため、写真では表現できないがロッドアンテナも相当長い。

性能は入門機としては十分で、ポータブルとして外で使うことはもちろん、帰宅後は外部アンテナを繋いで固定機として使用と、幅広い活用が可能なオールマイティーな一台だ。

そして本体下部に付いているナイラッチを引くと側が外れて3枚卸の状態になり、電池ボックス側と基板側に簡単にアクセスできたため個人で改造などもし易かったのも特徴だ。

また愛用者が多かったことからナショナル以外のサードパーティーからもRJX-601専用のアクセサリーも多く発売され、永年に渡り入門者からOM(Old man/先輩)さんに愛され続けた名機だった。

今回のRJX-601を含め昭和時代の無線機は大事に使用され続けた製品が多い。
現代の電気製品でも永年愛され続ける製品があると嬉しいと思っています。

BCL…BroadCast Listeningの略で、短波による国際放送を聴取すること

 

6mAm/Fm Transitiver National RJX-601

発売時期:1973年(昭和48年)

1973年に起きた主な出来事

  • 江崎玲於奈がノーベル物理学賞を受賞
  • 山口百恵がシングル「としごろ」で歌手デビュー
  • 手塚治虫「ブラック・ジャック」が週刊少年チャンピオンで連載開始

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