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Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一

今こそ欲しい、モノとして愛でたいキッズ向け玩具家電「SONY CASSETE-CORDER TCM-4040 My First SONY」

今年(2018年)はテレビの番組等で家電を使用した演出の仕事が比較的多くあり、近頃も地上波の某番組でソニーの1976年製の名作「FX-300」というラテカセ(ラジオ+テレビ+カセットテープレコーダー)という多機能のラジカセを使って、スタジオで地デジを見る演出をしたばかりだ。その演出に必要な機材を揃えるために廻ったリサイクル店で見かけたのが、今回紹介するソニーのMy First Sonyシリーズの「TCM-4040」だ。

My First Sonyに関しては以前にも書いたが、元は海外向けに開発された子ども向け家電シリーズで実に幅広いラインナップが存在する。その中で比較的多いのがカセットプレーヤーを使った製品だ。

TCM-4040もカセットプレーヤーとリズムマシンがドッキングしたユニークな製品で、使っても楽しいがカラフルな色合いは今見てもポップで物欲を刺激する。

ちなみにTCM-4040に入っているリズムマシンはドラム等楽器の音も入っているが、子ども向けのため横面にあるスイッチでサンプリングされた動物の鳴き声に切り替えられる。

その鳴き声はトリ、ネコ、イヌ、ブタ、ヒツジ、ライオンの6種類で、カセットテープの再生に合わせて黄色のボタンを叩くと大人でも実に楽しい。

またTCM-4040はポータブル機のため、電源は電池のみとシンプルだ。そして電源スイッチはカセットテープの再生ボタンを押すと入る設計で、よく考えられていると思う。

こんな面白い家電は発売した時代がバブルだったから生まれたのかもしれないが、My First SONYのコンセプトはぜひ後世の家電に生かしてもらいたいと思っている。

SONY CASSETE-CORDER TCM-4040 My First SONY

発売時期:1988年頃(昭和63年)

1988年に起きた主な出来事

  • 8cmCDシングルが登場
  • 日本初の屋根付き球場「東京ドーム」開場
  • フジテレビ系列のバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』放送開始

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