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Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一

アウトドアに活躍するオートリバースを搭載した初のスポーツウォークマン「SONY STEREO CASSETTE PLAYER WM-75 SPORTS WALKMAN」

やはり今年の夏も少し天候がおかしい気がする今日この頃だ。いままでの夏の蒐集は運が悪いと台風に当たったこともあって、遠方に出かけるときは天候に注意することにしている。そしてこの頃は昔のミュージックテープが比較的大量に出てきて、好きな歌手のテープを選んで買い付けて、修理したラジカセで聴いている時間が多いように思っている。そんな中見つけたのが箱入未使用品のウォークマンだ。

箱を見るとスポーツモデルで、防水機能のついたウォークマンだ。パッケージもカラフルでポップなデザインで、窓から覗く「WM-75」がとても魅力的に見える。

色は赤で、日焼けしていないので色が鮮やかだ。このモデルは当時3色のカラーバリエーションがあって、今回ゲットした赤と青、そして黄色のモデルの構成になる。当時の価格は2万7000円でウォークマンでは平均的な価格だろうか。ただ、機能を考えると無性に欲しくなるモデルだ。それでは具体的に製品を見てみよう。

WM-75は船舶や潜水艦の窓のようなベビーデューティなデザインが大きな特徴だ。その丸い窓から回転するカセットテープを覗くのも何となく楽しい感じがする。また、丸い窓の下にはリベットのような、正面から倒れても傷がつきにくいような突起がついている。デザイン的にはとてもかっこいい。

付属品は専用のキャリングホルダーと、ヘッドフォンと電池だ。ヘッドフォンはインナーイヤータイプだ。

また、パッケージから出すと発泡スチロールでできた梱包材にしっかりホールドされている。取説はパッケージサイズだ。

本体の上部にはボリュームと2つのヘッドフォン端子があり、2人で聴けるのもウォークマンの特徴だ。そして端子など可動部分は全て防水仕様になっている。

背面を見るとボリュームツマミとキャリングホルダーを取り付けるネジ穴が見える。ネジ穴は真ちゅうでできている。

カセットの操作ボタンもしっかり防水になっている。ボタンはやや小さめで、グローブなどをした指で操作するのはし辛いかもしれない。

操作ボタンの周りの黒い部分を押し上げるとカセットぶたが開く仕組みになっている。

そしてカセットテープの走行モードの切り替えもカセットぶたを開けるとできるようになっている。

そして本体底面に製品の刻印と外部電源の端子がついている。当時、スポーツウォークマンはGIGシリーズとも言い、ウォークマンだけでなく、ラジカセやラジオなどのアイテムも存在した。ポータブルオーディオはスタイリッシュなものもよいが、スポーツモデルは所有する満足感もあったと思っている。

「SONY STEREO CASSETTE PLAYER WM-75 SPORTS WALKMAN」

発売時期: 1983年

1983年に起きた主な出来事

  • 東京ディズニーランド(千葉県浦安市)が開園
  • 任天堂が「ファミリーコンピュータ」(ファミコン)を発売
  • 映画『南極物語』公開

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