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Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一

英語のリスニング用教材として設計された「OEM EDEC REPEAT LEARNING SYSTEM CDH-105(CD REPEATER)」

英会話教材は昔から現在までさまざまなタイプのものが数多く存在している。1970年代にはカセットレコーダーやラジカセを利用したカセットテープの教材が多く流通していた。また、テレビやラジオの通信講座もあり、日本人の英語に対する学習欲は強いと思っているが、実際これらの教材で英会話が上達したという話はあまり聞いたことがない。たぶん教材を購入して満足してしまうタイプの人が多いのでないかと思っている。筆者もその1人だ。

今回ゲットした製品は、1990年代の英会話教材用にソニーが当時のCDウォークマンのユニットを使って、教材のCD-R0Mを使用するために設計したものと推測する。ちなみにソニーでの品番は「CDH-101S」だ。これのOEMとしてEDECブランドで作られたのが今回の製品になる。また、今回は本体のみの入手で、元箱を含む付属品は一切無かった。そして正確な発売年はいまのところ不明だが90年代前半と思われる。それでは本体を見てみよう。

本体は教材らしくアイボリーホワイトでおとなしめの色になっている。また、一見すると固定電話機のような雰囲気も感じさせる外観で、音響機器のイメージはほとんど無い。そして大きく幅を占める部分がCD挿入部になり、その横にはスピーカー、その手前は液晶画面とCD-ROMの頭出し用のボタンになっている。

本体の横には電源スイッチとヘッドフォンジャックを備えている。英会話などのリスニングだけなのでこれで十分なのだろう。

CDの操作部は通常はPLAYのところが「GO」の表記になっているところがユニークだ。

CD側から見ると、当時のCDウォークマンの作りとかなり似ている。

CD-ROMを入れる際はふたの横に丸いボタンがあり、ボタンを押すと簡単に開く。開くと液晶ディスプレイに「OPEN」と表示される。今回は教材のCDではなく、筆者の好きな太田裕美のCDをセットして聴いてみた。

液晶画面には再生トラックと時間が表示され、CDウォークマンと全く変わりがない。違うのは音声がモノラルというだけだ。

背面にはACアダプター用のジャックがひとつあるだけでシンプルだ。ちなみにこの製品はACアダプター専用で、電池は使えない。

本体底面にある表記もソニーのオリジナルと共通のデザインだ。そしてCDリピーターはこの後も進化を続け、メディアもCDからSD仕様になりながら続いた教材だった。現在でもたまに出回ることがあるので、気になる方は音楽が聴けるのでぜひ使ってみてほしい製品だ。

「OEM EDEC REPEAT LEARNING SYSTEM CDH-105 (CD REPEATER)」

発売時期:1990年頃

1990年代前期に起きた主な出来事

  • 任天堂が「スーパーファミコン」発売(1990年)
  • 映画『ホームアローン』公開(1991年)
  • 東海道新幹線「のぞみ」が運転開始

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