新しいものづくりがわかるメディア

RSS


Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一

子どもの好奇心を満たした、おもちゃのような本物の家電製品「SANYO VOICE CLOCK ROBO-02(ともだちとけい)」

サンヨーのROBOシリーズは今までこのコーナーで幾度か紹介させていただいたことがある、筆者の好きなシリーズのひとつだ。ROBOシリーズは製品のバリエーションも多いので、入手した際には今後も紹介したいと思っている。そして筆者の収集も定期的に行なっているが、この頃はシニアの方の持ち物整理をお手伝いすることも多い。基本はいらなくなったラジカセを引き取ることが多いが、ほとんどの場合他にさまざまな家電や雑貨が付いてくる。今回紹介する「ともだちとけい」も引き取りの際におまけで付いてきたものだ。

またROBOについての説明は過去のアーカイブに掲載しているのでご参照願いたい。それでは本体を見てみよう。

本体はROBOシリーズの中では小型の方だ。ボタン類を除くと約10センチの正方形の筐体で、テーブルやベッドサイドには程よいサイズ感がある。

また、ともだちとけいは音声クロックであり、音声のみで時間を伝える仕様になっている。

本体正面はタイマーの時刻合わせ用のダイアルになっている。タイマーは30分おきに設定できる。

そして本体の上部は時間を聞くときの押しボタンになっていて、手で叩くと女性の声で何時何分と伝えた後に一言メッセージがある。声のパターンは4種類で、時間を聞くたびにランダムにメッセージが流れる。

本体背面にはアラームの切り替えスイッチがある。

アラームの音量は大、小、切から選べる。

そして本体を構成するカラフルなカラーパーツは、付属のキーを使って交換可能だ。

キーを紛失しても硬貨などで取り外せる。また、カラーパーツは別売りで購入することもでき、好きな色にカスタマイズできるのも楽しい。

側面のパーツを取り外すと時刻を設定するボタンが隠れている。ここをペンの先などで押せば簡単に時刻設定ができる。

さらに底面にある中央の円形パネルを回して外すと電池ボックスが現れる。

電源は単三乾電池2本で駆動する。電池の交換は面倒くさいのでアルカリ電池の使用が良いようだ。

ともだちとけいは当時の定価で8500円+消費税だ。子どもが買うには高すぎるので、大人から子どもへのプレゼントなどに人気があったと想像する。音声時計は1980年代に入ってからさまざまなタイプのものが登場しているが、子ども向けはたぶんこのシリーズだけで、大事に使っていきたいと思っている。

「SANYO VOICE CLOCK ROBO-02(ともだちとけい)」

販売時期:1989年

1989年に起きた主な出来事

  • 映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』公開
  • 任天堂「ゲームボーイ」発売
  • 音楽番組「ザ・ベストテン」放送終了

関連情報

今人気の記事はこちら

  1. MITの学生チーム、金属3Dプリンティング用金型鋼材料を開発——Teslaギガファクトリーの金型製造も
  2. 医療用検査機器開発にRaspberry Piを採用——信頼できる産業用開発プラットフォームと評価
  3. 10インチ8KモノクロLCD搭載——Anycubic、DLP方式3Dプリンター「Photon M3 Premium」発表
  4. Snapmaker、独立型デュアルエクストルーダー搭載3Dプリンター「J1」の先行予約開始
  5. 液晶が丸くなるだけで面白い、ダイヤル式デジタル万華鏡を作る
  6. 1秒当たり250mmでの高速印刷が可能な3Dプリンター「Guider3」販売開始
  7. シャープの懐かしPC「X68000」を復活させるプロジェクトがKibidangoに登場
  8. 第1回 ラズパイってなんですか
  9. Liqcreate、柔軟性と高弾性を追求した光造形3Dプリンター用レジン「Elastomer-X」を発表
  10. 昔のマルスをイメージして、パタパタめくってピンを挿す「路線検索ガジェット」を作った

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る