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Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一

田舎のおじさんに起こされるユニークな音声アラームクロック「SEIKO Voice Alarm Clock Doki Doki OJISAN FF711」

1980年代前半は筆者にとって社会人としてスタートした時期だったので、仕事が優先で大好きなオーディオや無線とはしばらく離れていた。しかしこの時期は時代を彩るユニークなプロダクトが数多く誕生した頃でもある。仕事が忙しかった中でもソニーの「ウォークマン」は欲しくて、「ウォークマンII」を発売と同時に買った記憶がある。ただウォークマンは何回も故障して、サポートでの修理のやり取りが多かったのが一番の思い出かもしれない。それでもソニーは大好きだった。そして時計の世界でもセイコーから1984年に「ピラミッドトーク」という、音声で時刻を知らせるボイスクロックが登場する。このピラミッドトークは当時とても話題になり、誰もが知る製品となった。そして今回紹介する「ドキドキおじさん」はピラミッドトークから2年後に同社が発売した、ボイスクロックではないがかなりユニークなアラームクロックだ。それでは本体を見てみよう。

今回も本体のみのゲットになる。ちなみにドキドキおじさんは色違いのバリエーションが存在し、今回のように帽子が黄色のタイプと、茶色のタイプ(帽子以外にもいくつかの違いあり)がある。そしておじさんのキャラクターは、なんとなく某社のお菓子のおじさんを彷彿させるデザインだ。

本体の大きさは高さが13cmくらいで、幅も10cmほどでどこにでも置けるサイズだ。

また、本体は実にシンプルな作りで両手も固定されており、特に動く箇所はない。

ドキドキおじさんは、帽子のてっぺんにボタンがあり、ここを押すと、LEDを仕込んだ目が光り、アラーム時間に関係なく「トントン、起きろー!」と声を発する。

本体の背面にスピーカーがあり、音声はここから出る。

ドキドキおじさんの声はなまりがあって、田舎のおじさんの雰囲気がよく出ている。

また、ドキドキおじさんは腹巻きをしているようで、正面に80年代らしいロゴで「Doki Doki OJISAN」とプリントされている。

本体の底面には液晶のデジタル時計と、アラーム時刻をセットするスイッチ類がある。

また電源は単三乾電池2本で稼働する。

ドキドキおじさんは、アラームクロックなので時刻はしゃべらないが、おじさんの訛り声でピラミッドトークと同じように時刻をしゃべったらもっと面白かったと思っている。

そんなドキドキおじさんは現在、我が家の朝を教えてくるアラームクロックとして活躍している。

「SEIKO Voice Alarm Clock Doki Doki OJISAN FF711」

販売時期:1986年

1986年に起きた主な出来事

  • おニャン子クラブ(アイドル)、キャッツ(ミュージカル)、ホワッツマイケル(マンガ)などにより空前のネコブーム。
  • 富士フイルムが「写ルンです」発売
  • 日本テレビ人気刑事ドラマ『太陽にほえろ!』が放送終了

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