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ものづくりに関わる人こそ見てほしい展示——特別展「人体—神秘への挑戦—」(上野)

ルネサンスの時代から現代まで続く、人体を理解するための努力の歴史と功績を振り返りながら、人体の構造と機能を解説するとともに、それが最先端の研究でどのように変わりつつあるのかを紹介した「人体 -神秘への挑戦-」が2018年6月17日まで国立科学博物館で開催されている。

ものづくりには欠かせない人体の構造と仕組み

なぜfabcrossで人体についての展示を紹介するのかと疑問に思う読者もいるかもしれないが、自信を持って皆さんにこの展示をご紹介したい。なぜなら多くの製品は人が扱うもので、ものの使いやすさやしっくり来る感覚を生み出すには、体の構造や動きを理解していないと生み出すことはできないからだ。また使いやすさ以前に、人体との関係を考えていなければけがを引き起こす可能性だってある。人体工学などを学んでいれば別だが、デジタルファブリケーションなどの普及で誰でも簡単にものづくりに関われるようになったからこそ、本展示で体の構造や機能について学んでみるのもよいのではないだろうか。

アンドレアス・ヴェサリウス『ファブリカ』 1543年 広島経済大学所蔵 アンドレアス・ヴェサリウス『ファブリカ』
1543年 広島経済大学所蔵
レオナルド・ダ・ヴィンチ「解剖手稿」より頭部断面、 脳と眼の結びつき部分 1490-92年頃 ウィンザー城王室コレクション所蔵 Royal Collection Trust/© Her Majesty Queen Elizabeth II 2018 レオナルド・ダ・ヴィンチ「解剖手稿」より頭部断面、
脳と眼の結びつき部分 1490-92年頃
ウィンザー城王室コレクション所蔵
Royal Collection Trust/© Her Majesty Queen Elizabeth II 2018
「キンストレーキ」(男性)19世紀 金沢大学医学部記念館所蔵 「キンストレーキ」(男性)19世紀
金沢大学医学部記念館所蔵
運動野のホムンクルス ペンフィールドの「体部位再現図」をもとに製作 2018年 国立科学博物館所蔵 運動野のホムンクルス ペンフィールドの「体部位再現図」をもとに製作 2018年 国立科学博物館所蔵
アインシュタインの脳切片 1955年以降 新潟大学脳研究所所蔵 写真撮影:カールツァイスマイクロスコピー株式会社 アインシュタインの脳切片
1955年以降 新潟大学脳研究所所蔵
写真撮影:カールツァイスマイクロスコピー株式会社

本展では、体の仕組みだけでなく、臓器などの働き方についても最新研究を基に紹介されている。特に読者と関係が深い“ヒラメキの仕組み”についての紹介はぜひ見てもらいたい。脳がどんな仕組みで動いていて、ヒラメキが生まれやすい状態はどんな状態なのか。今もしアイデアに行き詰まっている人がいたらこの展示に足を運ぶことでなにか突破口が生まれるかもしれない。最先端のテクノロジーでどんどん新事実が出てきている私達の体についてぜひ会場に足を運んで学んでみてほしい。

特別展「人体—神秘への挑戦—」
会期:2018年3月13日(火)~6月17日(日) 9:00~17:00(金曜、土曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
会場:国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)
入場料:一般/大学生:1600円、小/中/高校生:600円 
休館日:月曜日
オフィシャルサイト:http://jintai2018.jp/
主催:国立科学博物館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社

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