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Fabbleの使い方

スタッフの育成からイベントでの活用まで——ファブラボ鎌倉によるFabbleの活用法

3. 遠隔ワークショップでの可能性/地域間の差異を知る

オンライン大学講座  gacco×FabLab オンライン大学講座 gacco×FabLab

2015年、オンライン大学講座 「gacco」で公開された「3Dプリンタとデジタルファブリケーション講座」の反転学習を行うため、日本各地のファブラボに呼びかけ、賛同してくれたラボと同時ワークショップを開催しました。

遠隔ワークショップでは、当日の進行をスムーズにするためFabbleを掲示板として活用しました。実際、Fabbleではものの作り方以外にも、ハッカソンでの活用法なども掲載されています。反転学習のためのワークショップの組み立て方をFabbleに公開することで、SkypeやHangoutのリアルタイムなやりとりとは違った情報伝達や共有方法などの実地調査も同時に行いました。地域間でものづくりをする場合、共通した制作環境、同じテーマを設定すると、地域対抗試合のような良い意味での競争心が生まれます。普段あまり意識していなくても、他の地域と比べてはじめて、参加者の作品が「鎌倉」っぽさや、仙台、太宰府、佐賀など、地域性を帯びていることに気がつきます。そうした差異の発見や試合のような感覚が、地域だけで閉じる活動とは違う可能性を感じさせてくれました。また何か機会があれば、やりたいです。

Fabble活用のポイント:遠隔ワークショップ編

  • ワークショップのレシピ化
  • 事前のアイデア共有
  • 共通のノートとして反転授業での活用:恊働編集が可能
  • Memo機能で、作品に時間差があっても集約できる
  • 地域性の発見

4.OPEN EDUCATION/(先生も巻き込んだ)オープンな学び場へ

自由に使える音楽、3Dデータ、プログラミング、イラストなどの2Dデータなど。オープンソース、オープンデザインという言葉を使わなくとも、データを共有したりダウンロードしたデータを改変したりという行為は、より身近になりました。cookpadなどの料理レシピサイトは、6000万人以上の方が日々利用しています。「教育」においても、オープンという概念を持ち込むことで、一人の先生に過度の負担を強いるのではなく、多様性を育みながら「作るひと」と「教えるひと」のバランスとることができないか、ということを常に考えています。

作り方のWeb共有サービスはすでにあります。しかしながら、FABや STEMと呼ばれる新領域を日本の教育現場や学習環境に生かしていくには、まだまだ何をどう取り組んでいいか、情報そのものが少ないのが現状です。新しいジャンルだからこそ、より自由度やオープン性を兼ね備えながら、学習者に合わせて学習内容をカスタマイズできる学び方そのものの提案も見据えています。プログラミング、3Dプリンタ、レーザーカッターなどは、あくまでも手段です。新しいスキルを用いて、どのようにより良い未来をカタチづくることができるか。そのための学習環境の一部として情報やノウハウの共有の整備も考えていくことが大切です。

STEMに関するプログラムの共有方法を見据えて

答えが一つではない新しい分野のノウハウをクラウド化しながら進めることは、スキルを持った教え手が不在でも、学習者が学習の機会を得ることを可能にします。社会的に拡がるこうした状況を、教育現場でも活用することで、それまで解決できなかった課題に対して、何かしら改善できる糸口になるよう取り組んでいくことを目指しています。理想と現実、常にその狭間で活動することの難しさと楽しさを感じています。

Fabble活用のポイント:OPEN EDUCATION編

  • 新しい分野はオープンにしやすい/みんなわからないから知りたい
  • 学習者により多くの可能性を提示することができる
  • 「教える側」のスキルアップと課題を共有できるコミュニティー形成

まとめ

以前、Fabble開発者の方から「Fabbleは使い手に使われながら変化していくサイトです。何かリクエストあったらなんでも気軽に相談してください」と言われたときに、「一緒に育てる」「こんな使い方できた!」という発見をしていくサイトっていいなと素直に感じました。使う方の気持ちも楽になりましたし、向き合い方が変わりました。今回、Fabbleの活用事例をファブラボ鎌倉の4つの活動と関連づけてご紹介していきましたが、Fabbleもいろいろな視点から考えると、可能性に満ちあふれていると思いませんか。

引き続き、みなさんと盛り上げていけたら嬉しいです。

お知らせ

定期的にSTEM勉強会を開催しています。第2回STEM勉強会のテーマは、「共有」です。
初心者のためのFabbleの使い方から、活用法を考えるセッションも実施する予定です。みんなでワイワイしながら、Fabbleに触ってみたい方、Webだけでは物足りない方はぜひ遊びにいらしてください。

渡辺ゆうか(ファブラボ鎌倉/一般社団法人 国際STEM学習協会)

STEM MEETING NO.2 - STEM勉強会 -
日付:8月28日(日)
時間:13:00~17:00
場所:IID 世田谷ものづくり学校
主催:一般社団法人 国際STEM学習協会/ファブラボ鎌倉
お申し込みページ

テーマ:共有
Fabble開発者の話
Fabbleの使い方を学び、活用法も考えてみる

Fabbleアイデアソン
(仮) 教える人をサポートする「こんな共有サイトあったらイイネ!」

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