梨衣名が教えるものづくり中国語講座
梨衣名が教えるものづくり中国語講座vol.4 オンラインで中国の企業と商談、やり取りする際に使える言い回し!
新型コロナウイルスにより海外への渡航が難しい中、中国の企業や工場とやりとりされている方の多くは、商談や打ち合わせをオンラインで実施していることでしょう。
日本でも多くなったリモートでの出勤や会議。今回はZoomなどのビデオ会議システムで中国の取引先と打ち合わせする際に使える中国語を伝授します!
相手のビデオがOFFになっているとき
在吗?
ピンイン読み:zàima?
カタカナ読み:ザイマ?
意味:いますか? おーい?
相手がPCの前にいるかどうかを確認したいときに使えます。
相手の声が小さくて聞こえないとき
我听不见
ピンイン読み:wǒ tīng bu jiàn
カタカナ読み:ウォー ティン ブー ジェン
意味:声が聞こえません
相手の声が聞きづらいとき
我听不清楚
ピンイン読み:wǒ tīng bu qīngchu
カタカナ読み:ウォー ティン ブー チンチュー
意味:よく聞こえません。
清楚(qīngchu)とは「はっきり」という意味。通信状態が悪いときや雑音があるようなとき、また相手が早口で聞き取りづらいような場合にも使えます。
相手が現場から工場の製品ラインをビデオ通話の形で説明してくるケースも見られます。そういったときは電波状況や雑音によって聞き取れないことがあるので、このようなフレーズが役に立ちますね。
相手の声が音割れしているとき
你的声音破音了
ピンイン読み:nǐde shēngyīn pòyīn le
カタカナ読み:ニダ シャンイン プーォイン ラ
意味:あなたの声、音割れしています
破音(pòyīn)が「音割れ」の意味。大事な会議で相手の音割れがどうしても気になるとき、使えるフレーズです。
相手の声(音)が大きすぎるとき
你的音量太大了
ピンイン読み:nǐde yīnliàng tài dà le
カタカナ読み:ニダ インリャン タイ ダー ラ
意味:あなたの声(音)が大きいです。
音割れの場合と同様、相手の音が大きすぎて困ったときに使えるフレーズです。(相手の声が大きいのは中国あるあるですね)
もう一度Zoomパスワードを送ってほしいとき
请再发给我一次Zoom密码
ピンイン読み:qǐngzài fāgěi wǒyīcì ZOOM mìmǎ
カタカナ読み:チンザイ ファーゲイ ウォイーツー zoom ミーマー
意味:もう一度Zoomパスワードを送ってください。
密码(mìmǎ)はパスワードの意味。ちなみにミーティング番号は「会议号」(huì yì hào)といいます。
会議の時間を変更したいとき
开会时间可以改到3点吗?
ピンイン読み:kāihuì shíjiān kěyǐgǎidào sāndiǎn ma
カタカナ読み:カイホィ シージェン カーイ ガイダォ サンディエン マ?
意味:会議の時間を3時に変更できますか?
急用ができて約束の時間に間に合わない! そんな時間の変更をお願いしたいときに使えるフレーズです。
相手のマイクがミュートになっているとき
你那边是静音模式
ピンイン読み:nǐnà biān shì jìngyīn móshì
カタカナ読み:ニナー ビェン シー ジンイン ムォーシー
意味:ミュートになっています。
先に述べた「我听不见」(声が聞こえません)でも意味は伝わりますが、これは相手のマイクがミュートになっていることを直接指摘する表現です。
相手のWeChat IDを聞きたいとき
有微信吗?
ピンイン読み:yǒu wēixìn ma
カタカナ読み:ヨウ ウェイシン マー
意味:WeChatを持っていますか?
微信(wēixìn)がWeChatのこと。中国ではメジャーなメッセンジャーアプリで「WeChat を持っていますか?」と聞くだけで、ID交換したいことをわかってくれます。
誰かが遅れて参加することを伝えたいとき
李さん迟到10分钟
ピンイン読み:lǐさん chídào shí fēnzhōng
カタカナ読み:リさん チーダオ シュー フェンジョン
意味:李さんは十分遅れで参加します。
普段中国語で「◯◯さん」という際、女性なら「小◯」男性なら「◯◯先生」と言いますが、そこを敢えて日本語で言ってみるのも、日本人らしさを出せて相手に新鮮な気持ちを持ってもらえるかもしれませんね。
以上、オンライン会議で使える中国語ミニコーナーでした!
通訳者が同席していたり、相手が日本語を話せるとしても、会議の場でこのような一言が言えると相手との距離が縮まることでしょう。使えるフレーズばかりなので、ぜひ次回のオンライン会議の際使ってみてください! それでは、再见〜!
梨衣名 中国出身。大学でロボット工学を専攻し、プログラミング言語を勉強する。 モデルオーディションでグランプリを受賞。 2009年雑誌CanCam専属モデルとしてデビュー モデル、CM、テレビ、ファッションショーを主に活動。 fabcrossで、伝統、最先端テクノロジーの企画に挑戦をし、ものづくりのおもしろさを伝えたい。 Twitter / Instragram |