イベントレポート
“ものづくり”のお祭り「Maker Faire Tokyo 2014」fabcross的まとめ
ハルロック
講談社の週刊モーニングで連載中の女子大生電子工作マンガ「ハルロック」のブース。単行本の販売のほか、マンガ内に登場した「猫ッたー」の展示、キットの販売などが行われていた。
本物の猫はいなかったが、猫ったーを付けたぬいぐるみでデモを行っていた。
また、ペットの健康管理を行う電子工作キット「PetPal」で使用できる基板を販売。裏にはハルロックの主人公、晴ちゃんのイラストがプリントされている。1枚500円。別途、部品が実装されたキットも販売されていた。
ちなみに、レシートをもらうとそこにも晴ちゃんが!
なお、猫ったーで使われている無線マイコン「TWE-Lite」(トワイライト)でも猫ッたーを展示。こちらは専用の鈴ケースに入っていた。
AgIC
電子回路プリンタや導電性ペンを販売する東大発のベンチャー企業が「AgIC」だ。
銀ナノインクを使った電子回路プリンタを使うと、回路の作成が簡単。ハンダ付け不要でソフト上で作った回路を印刷するだけで回路が完成。数秒で乾燥し通電する。
こちらが導電性ペン。銀ナノ粒子インクにより、書くだけで回路が作成できる。これらを使ったワークショップも行われていた。
導電性ペンと電子回路プリンタを使ったキットの販売も行われていた。これなら手先な不器用な人も電子工作ができるだろう。
little Bits × KORG
楽しい電子工作キットを販売するlittleBitsのブースでは、KORGとコラボしたシンセキットを展示。
さまざまなシンセキットを組み合わせて、ショルダー式キーボードのように組み立てることができる。
スピーカーも内蔵されているので、これ1台で8bitサウンドをリアルタイムで演奏可能だ。実際に演奏を聞いてみたが、まさに8bitサウンド。安価で組み立てることができるので、これを複数台使ってバンドを組めば、懐かしくもあり新しくもあるサウンドを創出することができるかもしれない。
磁石でつなげることで簡単に電子回路が作れるlittleBitsの各種モジュールを展示し、子どもたちに大人気だった。
ヴイストン
Maker時代のロボット製品を展示販売。Robovie-SXはVS-SR402サーボモーターと高性能センサを搭載した高機動二足歩行ロボット。サーボモーターを変更することで強化もできる。
「ロボダンボー」はダンボーの二足歩行ロボット。外側は本物のダンボール素材。目が光り音が鳴る。ダンボーファンなら1台は欲しい。
「ピッコロボ」はArduino互換ボード搭載に二足歩行ロボット。手頃な価格で二足歩行ロボットを作ることができる。
カメラ搭載のドローン「GALAXY VISITOR 6」が特化で販売されていた。実際に飛んでいるところを見ると、1台欲しくなる。近くで見ているとかなり風圧があるので、安全面には気を付けたい。