新しいものづくりがわかるメディア

RSS


イベントレポート

“ものづくり”のお祭り「Maker Faire Tokyo 2014」fabcross的まとめ

九州工業大学 e-car

屋外展示で一番人気だったのが、九州工学大学の学生が作った電気自動車。ベースは豆腐屋さんからもらったスプリンターTRENO。

電気自動車だがマニュアル仕様。

後部座席部分に鉛蓄電池を搭載。家庭用100V電源で充電できるのが特長。満充電時の航続距離は約50kmとのこと。ナンバーを取得しているので、公道および高速道路も走れる。今回はフェリーで搬送してきたそうだ。

エンジン部分にモーターが格納されている。車体を200kgほど軽量化したが、鉛蓄電池が200kgほどあり、総重量は変わらなかったそうだ。

デモ走行も行われた。走行時には安全のため連続した金属音が鳴る。今後タイヤの軽量化なども行いたいと学生が語っていた。

Assistech Design Lab

「未来の車いすプロジェクト」として製作している車いすを展示。試乗も行えた。

キャップタイプの筋電センサを付け、あごを動かす筋肉の動きで前後左右への移動が行える。体を動かす必要がないため、疲れにくいのがポイント。体が不自由な人でも、車いすの運転が可能となる。

CQ出版社

手巻きコイルと電子基板のはんだ付けを行って組み立てるモーターキット「CQブラシレス・モータ&インバータ・キット」を組み込んで動かせるミニカーキット「CQ EVミニカート・キット」の完成品を展示。実際に販売されており、このモデルは24万3000円(本体のみ、CQブラシレス・モータ&インバータ・キットは別売)。

ステアリングはアッカーマン方式。多くの自動車で採用されている方式で、旋回時のタイヤの動きがスムーズ。ホイール・アライメントの調整も行える。バッテリは12V・8Ahの鉛バッテリ2個を搭載。全長は1420mmでホイールベースは1020mm。重さはモーターとコントローラー、バッテリを搭載すると25.1kgとなる。

株式会社ネクスト リッテルラボラトリーユニット

不動産仲介サイト「HOME'S」を運営するネクストが開発した、LEGOで組み立てた部屋をリアルタイムで3Dデータ上に再現するシステムを展示。ブロックの色ごとにパーツが決まっており、Webカメラでセンシングして間取りを再現する。

再現した部屋はウォークスルーが可能。壁紙や模様、材質などの変更も行える。

Oculus Riftで部屋の中を覗くことができる。家を建てる際のシミュレーションや、引っ越しの際のインテリアコーディネートなどに使える。

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る