新しいものづくりがわかるメディア

RSS


fabcross夏のエンジニア調査

政府のロボット振興策を受け、65%のエンジニアがロボット開発に興味

日本政府は今年6月に「科学技術イノベーションの推進とロボット革命」としてロボットによる産業革命を5カ年計画で進めることを「日本再興戦略」の中で発表した。
企業でもソフトバンクが世界初の感情認識パーソナルロボット「Pepper」を発表するなど、産業としてロボティクスが活況になると見込まれる。
ロボット産業について触れた「アベノミクス」の成長戦略を、ものづくりの最前線で活躍するエンジニアはどう思っているのか。fabcrossではインターネットによるアンケート調査を実施した。

65%のエンジニアがロボット開発に携わりたいと回答

個人的に開発に携わりたいと思うロボット分野の有無について調査したところ、全体の65.9%のエンジニアが今後何かしらのロボット開発に携わりたいと回答した。
携わりたい分野の内訳としては政府が発表した政策の資料の中でも例として挙げられている「医療・介護分野で役立つパワードスーツ系ロボット」と「農業分野で農作業をサポートする小規模単機能ロボット」といった実用性の高い作業用ロボットがそれぞれ30%超と関心が高い一方で、Pepperのような「コミュニケーション系ロボット」を選んだエンジニアはそれぞれ10%台という結果になった。

ちなみに「成長戦略の発表を受けて、今後あなたの職場でもロボット分野への投資・増資が始まると思いますか」という質問に対し、何かしらのアクションがあると回答したエンジニアは全体の23%、現在ある部門を増強すると回答したエンジニアは全体の約10%で、7%のエンジニアが2年以内に新規に体制を立ち上げると回答した。

調査概要

調査方法:ネットリサーチ 株式会社インテージ調べ
期間:2014年7月11日〜14日
対象:全国のエンジニア563名
性別:男性528名・女性35名
業種:機械系エンジニア114名、電気・電子系エンジニア104名、
マイコンシステム系エンジニア109名、IT系エンジニア114名、化学系エンジニア122名

これまでに実施したfabcross調査一覧

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る