1カ月1000円工作
新生活に役立つものを1000円で作っちゃおう!
何か作ってみたい。けれど、それってお金がかかるんでしょう? そんなふうに思っている人は多いのではないでしょうか。特殊な材料に特殊な機器を使いこなせる、ごく一部の人だけの楽しみ。しょせん庶民にはできない遊び……。
いえいえ、そんなことはありません。やる気とアイデアさえあれば、誰だってものづくりは楽しめます。お金なんてかけなくても大丈夫なのです!
1000円以内でものづくりにチャレンジ!
fabcrossでは、それを証明するためにプロジェクトを開始しました。その名も「1カ月1000円工作」。その名の通り、1000円でものづくりをしようというものです。
ルールは簡単。材料費1000円以内でテーマに沿ったものづくりをするだけ。加工にかかる費用は含みません。
材料は、一般的に手に入れられるものに限定。業者しか買えないような、特殊な材料はNGです。
「1カ月1000円工作」は3チームに参加していただき、一斉に作ってもらいます。2月下旬、プロジェクトがスタートしました。
メンバーは以下の通り。
●サラリーマン工作員
ムカイさん(写真左)、サワイさん(写真中央)。某メーカーのエンジニア二人組。週末はクリエイティブ筋を鍛えるために、Makers' Baseに通いモノづくりをしている。
●町田美菜穂さん
某芸術系大学大学院を3月に卒業。建築科を卒業後、大学院でデザインを専攻。現在絶賛就職活動中。
●やまざきはるきさん(欠席)
デジタル広告会社「スパイスボックス」に所属するテクノロジスト。ちょっと先の未来のコミュニケーションについて日々プロトタイピングしている。
ということで、かなり方向性の違うメンバーが集まりました。いきなり呼び出されて何が何やらわからないといったメンバーに、とりあえず趣旨を説明。
「1000円でものづくりをしてもらいたい」
そう告げたところ、「まあできるんじゃないすかね」みたいな、割と軽い感じで承諾いただきました。ありがとうございます。
テーマは「新生活に役立つもの」。春は新生活が始まる季節。新入社員や新大学生など、環境が変わる人が増えます。ということで、さっそく製作にとりかかっていただきました。製作期間は1カ月。4月中旬のお披露目会を目指して、スタートです!!
サラリーマン工作員はアイデア作りから
さて、ここからは各チームのものづくり過程を簡単にご紹介しましょう。まず、サラリーマン工作員です。
まずはアイデア作りからスタート。吉野家の「吉呑み」でミーティングしているようです。
できたアイデアスケッチがこちら。
そして、採用されたアイデアは、
- ヤルキの見える化
- ヒラメキとイキヌキのデアイ
- チテキな色づけ
の3つ。どうやら、1000円のものを3種類作るようです。
ムカイさんは、MDFをレーザーカッターで切り出しています。
そして100円ショップの超強力マグネット。これを使って何が出来上がるのでしょうか。
ムカイさんはもう一つ作るようです。100円ショップで購入したiPhoneケースとクリアのブックカバー。そして家にあった文庫本です。
こちらはサワイさん。フリスクのケースですかね。いったいどんなものになるのでしょう?
町田さんは模型作り
町田さんは、ホームセンターへ買い出しに行っている模様。木材を購入し、カットサービスで切り出していますね。
家にあった端材で、模型を作ってテストしています。これ、なんなのでしょう?
折りたためるようになっているようです。これが完成形なんですかね?この写真に「イケるなと確信」と本人からコメントが付いていたのですが、何が出来上がるのかわからないこちらとしては、「?」です。
100円ショップ番長やまざきさん
やまざきさんがメインの材料として選んだのが、100円ショップの目覚まし時計。「ウザい目覚まし」を作るということですが、なんだそれ。
こちらも100円ショップのミルクフォーマー2個。
目覚まし時計にミルクフォーマーでウザい……。やっぱり意味がわかりません……。